山陽新聞デジタル|さんデジ

おでかけ

津山・城東地区でオランダの味を 蘭学ゆかりの地で「商店会」発足

オランダにちなんだ料理を提供する「城東和蘭商店会」の加盟店=津山市城東地区
オランダにちなんだ料理を提供する「城東和蘭商店会」の加盟店=津山市城東地区
加盟店が掲げている共通のフラッグ
加盟店が掲げている共通のフラッグ
津山・城東地区でオランダの味を 蘭学ゆかりの地で「商店会」発足
 国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されている津山市城東地区に「城東和蘭(おらんだ)商店会」が発足し、加盟店がオランダにちなんだ食材や調理法を用いた料理の提供を始めた。江戸末期の洋学者・箕作(みつくり)阮甫(げんぽ)の旧宅や津山洋学資料館など、洋学(蘭学)にまつわる建物が地区内に点在する特徴を生かし、さらなる魅力向上を目指すという試みだ。

メニューにステーキやパンケーキ


 城東地区は旧出雲街道沿いに江戸時代の町家の風情が残る。2013年に一角が重伝建に指定され、観光客が増える中、地元の城東まちづくり協議会の観光部会が中心となって16年4月に「城東洋学商店会」を組織し、滞在時間を増やしてもらうための戦略を検討。オランダの食をテーマに据え、地区内の飲食店がメニュー作りを進めてきた。

 各店は、津山国際ホテル(現ザ・シロヤマテラス津山別邸)の藤枝進総料理長のアドバイスを受けながら、メニューを考案。麺屋ツナさん家▽ギャラリー&カフェさくら▽まちのピザカフェ水のや▽紬(つむぎ)▽早瀬豆腐店―の5店舗が実際に商品化することとなり、3月29日に販売を始めた。

 提供するメニューは各店で異なり、牛肉と米を炒めた「オランダライス」、鳥もも肉にオランダ発祥のゴーダチーズを絡めた「オランデーズチキンステーキ」、オランダのパンケーキ「パンネクック」など。共通のフラッグを軒先に掲げてPRしている。

 水のやの水野淳之さん(61)は「活動を通じて城東地区の魅力を発信し、地域活性化の起爆剤になれたらうれしい」、ツナさん家の綱島俊昭さん(71)=城東まちづくり協議会長=は「蘭学は城東の観光資源。参加店を増やし、城東といえば和蘭商店会と言われるようにしていきたい」と話している。

(2019年05月06日 18時17分 更新)

【おでかけ】の最新記事

あなたにおすすめ

ページトップへ