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「春の院展」倉敷展が開幕 ファンら“日本美の世界”堪能

現代日本画の魅力を伝える秀作が並ぶ「第75回春の院展」倉敷展会場
現代日本画の魅力を伝える秀作が並ぶ「第75回春の院展」倉敷展会場
 現代日本画の秀作がそろう「第75回春の院展」倉敷展(倉敷市、同市文化振興財団、同市教委、日本美術院、山陽新聞社主催)が4日、同市中央の市立美術館で開幕した。巨匠から新鋭まで104点を展示。待ちわびたファンが訪れ、多彩な“日本美の世界”を堪能している。

 画壇をリードする同人の作品は35点。優しげな表情をした犬の周囲に散る桜の花びらが春の余韻を感じさせる西田俊英氏の「ゼウス風に立つ」、赤く色付いた柿と葉が美しい那波多目功一氏の「錦秋」など円熟味豊かな優品ばかり。入選作も、出雲の「国引き神話」に登場する神様を躍動感あふれる筆遣いで描き、春季展賞(郁夫賞)に輝いた川崎麻央氏の「国来(くにこ)、国来(くにこ)」など意欲十分な作品が並んでいる。

 来場者らは、マスク姿で互いの距離をとりながらも一点一点をじっくり鑑賞していた。毎年楽しみに訪れるという岡山県早島町早島の女性(76)は「すてきな作品ばかりで感動します。日本画の優しい雰囲気が好き」と声を弾ませた。

 春の院展は例年、全国を巡回しているが、新型コロナウイルス感染症の影響で相次いで中止になり、倉敷展は皮切りの東京展(3月)以来。感染防止のため、会場入り口で検温や消毒を行うほか、オープニングセレモニーや同人によるギャラリートークなどの恒例イベントは中止された。

 12日まで(会期中無休)。入場料は一般900円、高校・大学生500円、小・中学生300円。倉敷展は2002年から毎年開かれており19回目。

(2020年07月04日 21時03分 更新)

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