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トキソウ初夏の湿原彩る 県自然保護センターで見頃

淡いピンク色の花を咲かせたトキソウ
淡いピンク色の花を咲かせたトキソウ
 岡山県自然保護センター(和気町田賀)で希少種のトキソウが見頃を迎えた。初夏の訪れを告げるかれんな淡いピンクの花が風に揺れ、湿原を彩っている。

 ラン科の多年草。高さ10~20センチ程度の茎の先に、直径2センチほどの花を付ける。花の色がトキの羽に似ていることから名付けられた。

 以前は日本各地に分布していたが、湿地の開発などで減少。環境省のレッドリストで準絶滅危惧種、県のレッドデータブックでは絶滅危惧II類に指定されている。県内の自生地は龍泉寺(岡山市)や国天然記念物・鯉が窪湿原(新見市)などに限られている。

 自然保護センターでは、1991年の開園時から湿生植物園(約0・8ヘクタール)で保護に取り組み、今年は例年並みの5月13日に咲き始めた。現在は約4千株が開花。6月上旬まで楽しめるという。

 自然保護センターは「ここ数年は湿原の環境整備に力を入れており、株数は増加傾向。遊歩道からマナーを守って観察してほしい」としている。

(2020年05月28日 10時05分 更新)

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