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「能面」のドキュメンタリー映画 米大教授製作、福山の能楽堂も出演

映画に登場する大島能楽堂の公演場面
映画に登場する大島能楽堂の公演場面
ジェフリー・ディムさん
ジェフリー・ディムさん
 米国・カリフォルニア州立大サクラメント校教授ジェフリー・ディムさん(53)=同州在住=が、能面をテーマにしたドキュメンタリー映画「Noh Men:The Spirit of Noh」(46分)を製作し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。福山市光南町の喜多流大島能楽堂も出演し、日本の伝統文化を世界に発信している。

 ディムさんは日本の歴史が専門で、日本史や漫画の歴史、広島・長崎への原爆投下などについて教えている。10年ほど前から研究発表の一環として紙芝居などをテーマにしたドキュメンタリー映画を製作しており、能に詳しい友人がいたこともあって能をシリーズ化することを思い立った。2016年夏から撮影を始め、約1年で1作目が完成、18年秋に公開した。

 作品では能楽師が役柄を演じる際に着ける「能面」に注目した。日本の能面師3人に取材して制作現場を追い、能面の役割や制作工程を英語のナレーション付きで紹介している。

 大島能楽堂は能面が使われる公演シーンに登場。実際の舞台の様子に加え、関係者以外は立ち入ることのできない舞台裏も収録されている。共通の知人がいる縁で撮影に協力した喜多流能楽師の大島衣恵さん(44)=福山市=は「映画は丁寧に撮影、取材をされているのが伝わる。見た人が能に興味を持ち日本に行きたいと思ってくれたらうれしい」と完成を喜んだ。

 ディムさんは次回は能の衣装をテーマに作品をつくる予定。「能面や能の美に触れ、多くの人に知識を深めてもらいたい」と話している。

(2019年03月17日 17時22分 更新)

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