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映画「晴れの国」高梁でロケ進む 岡山出身大森監督、家族の絆描く

撮影に臨む大森監督(左から2人目)ら=高梁市松原町松岡
撮影に臨む大森監督(左から2人目)ら=高梁市松原町松岡
 高梁市を舞台にした映画「晴れの国~もんげー幸せ~」のロケが同市内で行われている。岡山市出身の大森青児監督(74)=大阪市=がメガホンを取り、家族の絆を描くストーリー。来春の公開を予定している。

 都会のIT企業を退職し、地元・高梁市の山奥に移り住んだ康太と、近くの一軒家で自給自足の生活を送る「仙人」と呼ばれる老人が物語の中心。人目を避けて暮らす2人が手紙のやりとりを通じて互いに関心を抱くようになり、自分の家族についても思いを巡らせていく。

 康太は俳優の前野朋哉さん=倉敷市出身、仙人は三田村邦彦さんが演じる。康太の前に現れる正体不明の女性には、演歌歌手の丘みどりさんを起用。備中松山城の猫城主・さんじゅーろーをモデルにしたアイドル犬・三四郎も登場する。

 オール高梁市ロケで、撮影は10日スタート。市内の別荘や空き家、備中松山城などで21日まで続く。

 2016年公開の初作品「家族の日」のロケも市内で行った大森監督は「恩返しの思いが強い。家族の大切さを感じてほしい」と話している。

(2023年05月17日 18時10分 更新)

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