岡山発映画ニュース
県内でロケ 映画「倉敷物語」完成 今春公開前に地元で先行上映会
明治の倉敷を舞台にした小説を岡山県内ロケで映画化した「倉敷物語はちまん(前編)」(約100分)が完成した。1人の少女の成長を恋愛や友情を交えて描いた作品で、今春の一般公開予定。倉敷市内では先行上映会が開かれている。
いがらしゆみこ美術館(同市本町)が2010年に出版した「倉敷物語~はちまん~」が原作。倉敷の方言で“おてんば”を意味するという「はちまん」と呼ばれ、激動の時代を生きるヒロイン・藤乃の姿が、実業家大原孫三郎ら実在の人物や史実を織り込みながらつづられる。
映画は新型コロナウイルス禍で打撃を受けた倉敷の観光を支援し、まちの魅力PRにつなげようと企画され、21年10月から約1年間かけて同市美観地区をはじめ、岡山、総社、真庭市などでロケを行った。今回の前編では藤乃の幼少期から15歳までを取り上げ、藤乃や思いを寄せる相手・成彦、友人は、年齢に応じて地元の子どもらが演じている。後編は今後、撮影する。
美術館を運営するデザイン会社社長で、原作を執筆した三城誠子さんが、映画の製作委員長、監督、脚本を担った。「困難を乗り越えて成長していく主人公に、感動して泣ける作品に仕上がった」とし、「県内各地の美しい風景も見どころ」とアピールしている。
今後の先行上映会は、14、21、28日が午後6時から倉敷公民館(倉敷市本町)、29日が同5時半から同美術館で。出演者らのサイン会などもある。前売り一般1500円、中学生以下千円で、当日は各300円増し。3歳以下無料。問い合わせは同美術館(086―426―1919)。
いがらしゆみこ美術館(同市本町)が2010年に出版した「倉敷物語~はちまん~」が原作。倉敷の方言で“おてんば”を意味するという「はちまん」と呼ばれ、激動の時代を生きるヒロイン・藤乃の姿が、実業家大原孫三郎ら実在の人物や史実を織り込みながらつづられる。
映画は新型コロナウイルス禍で打撃を受けた倉敷の観光を支援し、まちの魅力PRにつなげようと企画され、21年10月から約1年間かけて同市美観地区をはじめ、岡山、総社、真庭市などでロケを行った。今回の前編では藤乃の幼少期から15歳までを取り上げ、藤乃や思いを寄せる相手・成彦、友人は、年齢に応じて地元の子どもらが演じている。後編は今後、撮影する。
美術館を運営するデザイン会社社長で、原作を執筆した三城誠子さんが、映画の製作委員長、監督、脚本を担った。「困難を乗り越えて成長していく主人公に、感動して泣ける作品に仕上がった」とし、「県内各地の美しい風景も見どころ」とアピールしている。
今後の先行上映会は、14、21、28日が午後6時から倉敷公民館(倉敷市本町)、29日が同5時半から同美術館で。出演者らのサイン会などもある。前売り一般1500円、中学生以下千円で、当日は各300円増し。3歳以下無料。問い合わせは同美術館(086―426―1919)。
(2023年01月07日 16時04分 更新)
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