岡山発映画ニュース
「倉敷物語」実写映画化が決まる いがらしゆみこ美術館の小説基に
いがらしゆみこ美術館(倉敷市本町)が出版したオリジナル小説「倉敷物語~はちまん~」の実写映画化が決まった。明治から昭和初期の倉敷などを舞台に少女の成長を描いた恋物語で、大原美術館(同市中央)といった名所も登場。今年秋の公開に向け、同市の美観地区を中心に撮影が始まった。
小説は2010年、いがらしゆみこ美術館の開館10周年を記念して出版。同館を運営するデザイン会社(同市本町)の三城誠子社長が執筆した。20年の開館20周年事業の一環として映画化を企画した。
「はちまん」は倉敷の方言でおてんばさんの意味といい、主人公・藤乃の愛称。物語は、第1次世界大戦や関東大震災など激動の時代を駆け抜ける藤乃の波乱に満ちた人生と、彼女が思いを寄せる成彦との恋愛模様を描く。岡山孤児院を開いた石井十次、大原美術館を創設した大原孫三郎、名画を収集した児島虎次郎ら実在の人物も登場する。
撮影は昨年10月中旬にスタート。倉敷市の美観地区を中心に県内各地で実施し、今年夏にクランクアップ、秋の公開を予定する。監督は俳優の山根誠示さん(55)=京都市=が務め、いがらしゆみこ美術館の情報発信などを担う公認アンバサダーを中心に、県内の劇団員やプロ俳優らが出演する。
撮影は、これまでにイチョウ並木が鮮やかに色付いた倉敷アイビースクエア(倉敷市本町)や阿智神社(同所)で行った。22年春ごろからは、大原美術館や国重要文化財の旧大原家住宅(同市中央)などでも予定する。
映画製作委員会委員長の三城社長は「22年は岡山デスティネーションキャンペーン(大型観光企画)も予定され、少しでも地域のPRの役に立てれば。歴史を含め、倉敷の魅力を再発見できる作品にしたい」と話している。
小説は2010年、いがらしゆみこ美術館の開館10周年を記念して出版。同館を運営するデザイン会社(同市本町)の三城誠子社長が執筆した。20年の開館20周年事業の一環として映画化を企画した。
「はちまん」は倉敷の方言でおてんばさんの意味といい、主人公・藤乃の愛称。物語は、第1次世界大戦や関東大震災など激動の時代を駆け抜ける藤乃の波乱に満ちた人生と、彼女が思いを寄せる成彦との恋愛模様を描く。岡山孤児院を開いた石井十次、大原美術館を創設した大原孫三郎、名画を収集した児島虎次郎ら実在の人物も登場する。
撮影は昨年10月中旬にスタート。倉敷市の美観地区を中心に県内各地で実施し、今年夏にクランクアップ、秋の公開を予定する。監督は俳優の山根誠示さん(55)=京都市=が務め、いがらしゆみこ美術館の情報発信などを担う公認アンバサダーを中心に、県内の劇団員やプロ俳優らが出演する。
撮影は、これまでにイチョウ並木が鮮やかに色付いた倉敷アイビースクエア(倉敷市本町)や阿智神社(同所)で行った。22年春ごろからは、大原美術館や国重要文化財の旧大原家住宅(同市中央)などでも予定する。
映画製作委員会委員長の三城社長は「22年は岡山デスティネーションキャンペーン(大型観光企画)も予定され、少しでも地域のPRの役に立てれば。歴史を含め、倉敷の魅力を再発見できる作品にしたい」と話している。
(2022年01月08日 20時25分 更新)
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