岡山発映画ニュース
安井監督が国際短編映画祭観客賞 男性の不妊テーマに挑む
岡山市在住の映像作家、安井祥二(39)の監督作品「からっぽのシュークリーム」が、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2021」のジャパン部門で、観客、視聴者の投票で選ばれる「オーディエンスアワード」に輝いた。男性の不妊を題材にしており、「まさか選ばれるとは思っておらずうれしい。テーマが意外で面白いと感じてもらえたのでは」と喜びを話す。
作品は、妻の妊娠が分かって喜ぶ夫が、検査に訪れた病院で自身には子どもができない障害があると告げられ、苦悩する。自らの不妊経験から着想を得たといい、「子どもとは自分にとってどういう存在なのか考えたかった」。昨春、岡山、倉敷市の公園や寺院などで撮影し、22分にまとめた。
安井は倉敷芸術科学大で映像芸術を専攻。在学中から自主映画を製作し、若手の登竜門と言われた「インディーズムービー・フェスティバル」(2008年終了)に入賞、入選している。現在は企業やイベントのプロモーション映像などを手掛ける一方、社会現象ともなった低予算映画「カメラを止めるな!」(17年)に刺激を受け、再び東京の専門学校に通い、卒業製作として今作に取り組んだ。「今後も夫婦の不妊を題材にした長編に挑みたい」と話している。
23回目を迎える同フェスティバルは、世界各国から6千作品以上が応募。国内製作の映画が対象のジャパン部門には322作品が寄せられ、実行委が審査・選出した18作品が4~6月、オンラインや東京の劇場で上映された。
作品は、妻の妊娠が分かって喜ぶ夫が、検査に訪れた病院で自身には子どもができない障害があると告げられ、苦悩する。自らの不妊経験から着想を得たといい、「子どもとは自分にとってどういう存在なのか考えたかった」。昨春、岡山、倉敷市の公園や寺院などで撮影し、22分にまとめた。
安井は倉敷芸術科学大で映像芸術を専攻。在学中から自主映画を製作し、若手の登竜門と言われた「インディーズムービー・フェスティバル」(2008年終了)に入賞、入選している。現在は企業やイベントのプロモーション映像などを手掛ける一方、社会現象ともなった低予算映画「カメラを止めるな!」(17年)に刺激を受け、再び東京の専門学校に通い、卒業製作として今作に取り組んだ。「今後も夫婦の不妊を題材にした長編に挑みたい」と話している。
23回目を迎える同フェスティバルは、世界各国から6千作品以上が応募。国内製作の映画が対象のジャパン部門には322作品が寄せられ、実行委が審査・選出した18作品が4~6月、オンラインや東京の劇場で上映された。
(2021年07月12日 09時32分 更新)
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