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映画パンフ 専門店が寄贈先募る “コロナ断捨離”で重複、活用を

「映画のパンフレットは日本独自の文化。ぜひ興味を持ってほしい」と話す吉富さん
「映画のパンフレットは日本独自の文化。ぜひ興味を持ってほしい」と話す吉富さん
 映画関連グッズの専門店「シネマ・コレクターズ・ショップ『映画の冒険』」(岡山市北区奉還町)は、所有する膨大な映画パンフレットの一部を活用してもらおうと、寄贈先を募っている。コロナ禍で“断捨離”をした人からの買い取りが増えるなど、重複する冊子が多くなったためだ。芸術系の学校や公民館、文化施設などを想定し、「皆さんの思い出の品を役立ててほしい」としている。

 映画の冒険は、大学時代から年間約300本の作品を観賞してきた吉富真一さん(63)が脱サラし、1996年にオープン。映画雑誌やポスター、フィギュアなどを幅広くそろえ、全国の映画ファンが立ち寄る名物店となっている。

 当初は松田優作やブルース・リーといった好きな俳優のコレクションを中心に約3万点の品ぞろえだったが、買い取りを進めて現在は推定10万点を超える。うち半数はパンフが占めており、特にコロナ禍で外出が抑制された3月以降は、持ち込みが例年の2、3倍にも増えたという。

 寄贈するパンフは主に1970年代以降の作品で洋邦画そろう。カンヌ国際映画祭で最高賞に輝いた黒沢明監督「影武者」(80年)、トム・クルーズ主演の大ヒット作「トップガン」(86年)、恋愛コメディーを代表する「ノッティングヒルの恋人」(99年)など懐かしの名作がずらり。ディズニー作品や近年の日本アニメも用意する。

 希望は百~千冊単位で受け付け、寄贈先に合わせ吉富さんが、芸術性の高い作品や年配者向け、子どもが楽しめる作品などを選定。郵送料のみ負担してもらう。吉富さんは「有効活用してもらい、映画の魅力に触れる機会が広がれば」と話す。問い合わせは同店(086―252―7606)。

(2020年12月27日 17時09分 更新)

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