山陽新聞デジタル|さんデジ

岡山発映画ニュース

大林監督死去 倉敷などで惜しむ声 非戦の思い伝えた

客員教授を務めた倉敷芸術科学大の学生作品上映会で講演する大林監督=2014年11月、倉敷市
客員教授を務めた倉敷芸術科学大の学生作品上映会で講演する大林監督=2014年11月、倉敷市
 大林宣彦監督が10日、82歳で死去したことを受け、大林監督の古里で作品の舞台としても終生愛し続けた尾道市や、晩年に学生を指導した倉敷芸術科学大(倉敷市連島町西之浦)の関係者からも11日、惜しむ声が上がった。

 “新尾道三部作”の「あした」(1995年)の撮影を取材した際に大林監督と親しくなり、長年ロケを支援してきた地元日刊紙・尾道新聞記者の幾野伝さん(51)=三原市=は「監督は尾道の町並みや自然を心から大切にし、最新作では体調を気にするプロデューサーらを押し切って、ロケを敢行するほど強い思いがあった。覚悟はしていたが、素晴らしい方を亡くしてしまいとても寂しい」と肩を落とす。

 2003年度から16年間客員教授を務めた倉敷芸術科学大では、メディア映像学の講義を行った。同大芸術学部の小出肇教授(65)は「メディアのあり方だけでなく、『戦争はだめだ。戦争は怖いことだ』と自身の作品づくりのテーマである非戦の思いを伝え続けられた。長年の指導をありがたく思う」と述べた。

(2020年04月11日 13時08分 更新)

【岡山発映画ニュース】の最新記事

あなたにおすすめ

ページトップへ