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19日 美作・長福寺で虚空蔵大祭 「十三参り」で福授かって

三重塔の近くにのぼりを立てていく檀家たち
三重塔の近くにのぼりを立てていく檀家たち
 13歳の子どもが知恵や福徳を授かる「十三参り」の風習を伝える「虚空蔵(こくうぞう)大祭」が19日、美作市真神の長福寺で開かれる。約280年前の江戸中期に始まったとされる伝統行事で、市重要無形民俗文化財。檀家(だんか)の住民は12日、開催を知らせるのぼりを立て、おもてなし準備を整えた。

 大祭当日は参拝者が朝から次々と訪れ、虚空蔵菩薩(ぼさつ)を祭るお堂で祈〓(きとう)。子どもたちの学業成就や合格祈願に加え、一般の人は家内安全や無病息災、商売繁盛なども祈願する。檀家たちは午前8時ごろから午後3時ごろまで、甘酒を振る舞うほか、温かいうどんを販売する。(〓は示ヘンに寿の旧字体)

 のぼりの設置には約25人が参加した。旗に「虚空蔵大祭」と記された大きなのぼり(約8メートル)と、「南無虚空蔵菩薩」などと書いている小さなのぼり(約3メートル)の計約140本を県内最古の木造建築・三重塔(国重要文化財)がある境内や周囲の道路沿いに立てた。

 檀家総代の橋本清さん(71)は「年中行事として長年親しまれてきた。檀家の減少と高齢化が進んでいるが、歴史と伝統を後世につなぐためにも、多くの人に足を運んでもらいたい」と話す。

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