山陽新聞デジタル|さんデジ

おでかけ

農村の日常 創作人形で生き生きと 新見美術館 高橋まゆみさん作品展

常連客らのにぎわいが伝わる「大衆食堂」。来場者の目を引いていた
常連客らのにぎわいが伝わる「大衆食堂」。来場者の目を引いていた
農作業を終え、一息つく老夫婦を表現した「夕暮れの二人」
農作業を終え、一息つく老夫婦を表現した「夕暮れの二人」
 創作人形作家・高橋まゆみさん(67)=長野県=の作品展(新見市、テレビせとうちなど主催)が、同市西方の新見美術館で開かれている。農村部のお年寄りや子どもらをモチーフに日常の場面を切り取った作品が並び、来場者を魅了している。6月25日まで。

 老夫婦が丸太に腰かけて一休みする「夕暮れの二人」、常連客らでにぎわう「大衆食堂」、麦わら帽子の子どもが頬張る「すいか」…。31の作品を構成する約80体の人形は針金や粘土、布などで作られ、眺めているうちに思わず笑顔にさせられるような生き生きとした表情が目を引く。

 来場者は「すごい」「自分の祖父を見ているみたい」などと感想を言い合いながら見入り、岡山市北区の公務員(26)は「どことなく懐かしさも感じ、幸せな気持ちになりました」と話した。

 午前9時半~午後5時。月曜休館。観覧料は一般900円、大学生500円など。問い合わせは同美術館(0867―72―7851)。

あなたにおすすめ

あなたにおすすめ


TOP