山陽新聞デジタル|さんデジ

おでかけ

国宝「山鳥毛」の拵を初陳列 瀬戸内・刀剣博物館で刀装具展

刀装具の展覧会で初めて展示された山鳥毛の拵
刀装具の展覧会で初めて展示された山鳥毛の拵
 刀剣の外装である拵(こしらえ)を構成する柄(つか)や鞘(さや)など「刀装具」に焦点を当てた展覧会「刀装具―使う・見せる・彩る―」が3日、備前長船刀剣博物館(瀬戸内市長船町長船)で始まった。武具の域を超えた色鮮やかで芸術性豊かな刀装具が一堂に並んでいる。11日まで市所有の備前刀「太刀 無銘一文字(山鳥毛(さんちょうもう))」の拵を初めて陳列している。来年2月12日まで。

 装飾性が高まった江戸時代の刀装具を中心に28点を展示。柄だけでなく鞘にも、鮫(さめ)皮と呼ぶ高価なエイの皮を使ったり、鞘に貝殻をちりばめて磨き上げたりしたものが並ぶ。鐔(つば)などに将棋の駒をあしらったユニークな刀装具もある。岡山藩主池田家の家紋アゲハチョウが彫られた短刀の拵や、津山市出身の金工家・正阿弥勝義が手がけた富士山を描いた鐔も陳列している。

 9日間限定となる山鳥毛の拵は、刀身とともに国宝に指定されている。黒を基調としたシンプルな様相に鐔がない形状が特徴。一部の刀装具にはトラが彩られ、来場者の目を引いている。

 若松挙史館長は「当時の日本人の精神性や文化が色濃く表れている刀装具の世界を楽しんでほしい」と話している。

 午前9時~午後5時。月曜日(1月9日は開館)と1月10日、年末年始は休館。入館料は一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料。問い合わせは刀剣博物館(0869―66―7767)。

あなたにおすすめ

あなたにおすすめ


TOP