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がんで早世 女児モデルに映画化 福山、23年春上映へ撮影開始

エキストラ出演した森上翔華さんの父・弘典さん(中央)とプロデューサーのとめぞうさん(左)ら
エキストラ出演した森上翔華さんの父・弘典さん(中央)とプロデューサーのとめぞうさん(左)ら
 小児がんのため2019年1月に12歳で亡くなった森上翔華さん=福山市=の実話を基にした映画「神様まって!お花が咲くから」の撮影が始まった。キャストを正式に決め、市内や神石高原町などのほか、首都圏で夏まで撮影し、23年春の全国上映を目指す。

 映画は福山市在住のプロデューサー・とめぞうさん(53)が森上さんの家族との交流を機に19年6月に企画。実際のエピソードからなるストーリーで、翔華さんが、5歳でがんを発症して入退院を繰り返す中、登校が許された18年春から19年3月にスポットを当てる。持ち前の明るさで周囲を元気づけ、接する人の気持ちや生き方を変えていく様子を描く。「天心」などの作品で知られる松村克弥監督(59)=東京=がメガホンを取る。

 クランクインした4月9日は翔華さんが過ごした手城小(南手城町)で、クライマックスの卒業式シーンへと続く場面を撮影。諸事情で来福できなかった松村監督に代わり、とめぞうさんが指揮を執った。

 父・弘典さん(47)ら家族や翔華さんが5年生の時の担任だった藤井大也・川口東小教諭(41)ら知人10人程度がエキストラを務めた。参加者は校門前で記念写真を撮る場面や式典会場の体育館へ向かうシーンなどに取り組んだ。とめぞうさんから「にこやかな感じで」などと指示を受け、約30分間の撮影を終えた。

 弘典さんは「暗くしんみりするのは翔華も嫌いだろうから、明るくパワーを与えられる映画になれば」と期待した。とめぞうさんも「翔華ちゃんの生きざまから誰もが『生きているうちは楽しまないと』と感じてもらえるようにしたい」と話した。

 今後、翔華さん役をオーディションで決めるなど出演者を固めた後、7月から本格的な撮影に入る。

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