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高梁の技能実習生 音のみ映画製作 「異国での出会い」歌で感謝

高梁市図書館で映画の狙いを話し合うハブさん(右)ら
高梁市図書館で映画の狙いを話し合うハブさん(右)ら
 高梁市内の日本語教室で学ぶ外国人技能実習生ら18人が、音声だけの“ドキュメンタリー映画”を作った。「異国で出会い友達になれたこと」を歌で感謝しようと、音楽が完成するまでを記録した約1時間の作品。景色を自由に想像してもらうため映像を使っていないのが特徴。高梁市図書館(旭町)で28日、公開し、各映画祭への出品も計画している。

 タイトルは「音の映画―Our Sounds」。教室で日本語を教える音楽家ハブヒロシさん(36)=同市=が呼び掛け、監督も担当。ベトナムやミャンマー、米国など4カ国の生徒や県内の音楽家ら、20~50代の計18人が出演した。

 生徒たちは高梁市での生活や母国のニュースなどを交え、日本語や自国の言語で語り合いながら、互いの出会いに感謝する歌詞を考え、その様子を録音。複数の場面をつなぎ合わせた。

 約1時間作品の最後では、完成した約7分間の歌「Our Sounds」を流し、ピアノやドラム、南米の弦楽器チャランゴの演奏をバックに、日本語、英語、フランス語、ベトナム語で「僕らと旅に出よう」などと歌った。米国出身の女性は気持ちが落ち込み、雨に濡れながら郊外を歩いていた日、見知らぬ女性が傘を貸してくれた親切に感動した場面を取り上げ、英語で「まるで太陽が昇ったようだった」とした。

 28日の上映会はすでに満席で入場不可だが、県内の映画館で披露することも検討。ハブさんは「作品を通じ、国籍を超えた人間同士の出会いの大切さを感じてもらいたい」と話している。

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