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老舗の三洋旅館が閉館、跡地は… 笠岡駅前、購入希望者も

閉館した三洋旅館
閉館した三洋旅館
 JR笠岡駅前の老舗旅館「三洋旅館」(笠岡市中央町)が閉館し、跡地活用の行方が注目されている。現在は破産管財人の弁護士が土地建物など財産の処分を行っており、購入希望者も現れている。

 市などによると、同旅館は敷地面積約470平方メートルで、鉄筋コンクリート5階地下1階(延べ床面積約780平方メートル)の建物がある。創業時期は不明だが、1963年に旅館を運営する株式会社「三洋」が設立された。1階の料理店「お多津」は89年の建て替え時に新しく設けられた。

 お多津は、旬の野菜や瀬戸内の新鮮な魚を使ったメニューが人気を集めたほか、煮鶏のトッピングが特徴的な「笠岡ラーメン」で老舗の味の再現に挑戦してインターネットなどで話題となった。

 帝国データバンク岡山支店(岡山市北区野田屋町)などによると旅館経営が振るわなくなったことや施設の老朽化から8月初旬までに事業を停止し、9月17日に破産手続き開始の決定を受けた。跡地をめぐっては市内の団体が福祉施設での活用を目指して、土地建物の取得に動いている。

 三洋の羽原利彦元社長は取材に対し「コメントできることはない」としつつ、今後、別の場所で飲食店の再開を目指していることを明かした。

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