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中学生「依存疑い」13.7% 岡山県教委などのネット関連調査

中学生「依存疑い」13.7% 岡山県教委などのネット関連調査
 岡山県内の中学生を対象に県教委などが実施したインターネットに関する調査で、全体の13・7%が病的なネット依存の疑いがあることが分かった。厚生労働省研究班が同じ設問で2017年度に実施した全国調査の12・4%を上回っており、利用方法に関するルールを設けるなど、さらなる対策が迫られそうだ。

 調査では、「ネットの時間を短くすると落ち込みやいら立ちを感じることがある」「ネットに夢中なことを隠すために家族や友達にうそをついたことがある」といった8項目について質問。5項目以上の該当でネット依存が疑われる「病的使用者」、3、4項目は依存になる危険性がある「不適応使用者」と位置付けた。

 病的使用者とされた生徒を学年・男女別に見ると、最も割合が高かったのが中3女子の17・2%。中2男子の14・2%と続き、中1男子の11・1%が最も低かった。不適応使用者は32・6%だった。

 項目別では、「ネットに夢中になっていると感じることがある」が66・5%、「予定より長くネットを使ってしまう」が65・5%と多かった。

 調査ではネットの利用実態も聞いており、ネット接続の時間は1日当たり「2時間以上」27・2%、「3時間以上」20・8%など。ネットの中で一番長い時間利用するのは、動画視聴42・9%、ゲーム27・1%、SNS(会員制交流サイト)24・6%―の順だった。

 ネット依存は生活習慣の乱れや問題行動につながる恐れが指摘されている。青少年のネット利用に詳しい兵庫県立大の竹内和雄准教授は「スマホの所持層が低年齢化する中、学校や地域で子ども主体の取り組みを強化するとともに、家庭でルールなどの話し合いが急務だ」としている。

 県内の中学生有志がスマホの適切な利用方法を考える「OKAYAMAスマホサミット2019」の場で実態調査の必要性が話し合われたのを受け、サミットを主催する県教委や岡山市教委などが5~6月、参加17校の生徒にアンケートした。有効回答は3729人。

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