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ニホンミツバチ 岡山市中心部に巣 希少種、市は隔離し“移住作戦”

木の裂け目から姿を見せるニホンミツバチ
木の裂け目から姿を見せるニホンミツバチ
ニホンミツバチが巣を作った街路樹のプラタナス。通行人に危険が及ばないよう、木製フェンスが設置された=岡山市北区下石井
ニホンミツバチが巣を作った街路樹のプラタナス。通行人に危険が及ばないよう、木製フェンスが設置された=岡山市北区下石井
縦に裂けたプラタナス
縦に裂けたプラタナス
 岡山市中心部の市役所筋にある街路樹に、希少種とされるニホンミツバチが巣を作った。市は、通行人に危険が及ばないよう木製フェンスを設置。駆除はせず、来年春に巣を離れるタイミングでの“移住”を促す作戦だ。

 街路樹のプラタナスの根元から約50センチ付近が縦に裂け、中に巣があり、多数の蜂がいるとみられる。市は4月、住民からの通報で把握。巣を移動させようと試みたが取り切れなかった。

 蜂には春になると一部が今の巣から出て新たな巣を作る習性があるため、市はこれ以上刺激せず春まで待つことにし、今月1日にフェンス(縦3メートル、横1メートル、高さ2メートル)を設置。養蜂家への巣の譲渡を視野に、専門家と一緒に手段を検討している。

 岡山県養蜂組合連合会(津山市)によるとニホンミツバチは在来種で、近年は数が減っている。攻撃性は高くなく、めったに人を刺さないといい、市北区役所地域整備課は「駆除という選択肢もあったが、希少性から適切ではないと考えた。そっと見守ってほしい」としている。

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