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繁栄願い踊る蒜山の「大宮踊」 「シリゲ」の下で住民や帰省客ら

子孫繁栄や豊作を願って踊る住民ら=17日午後8時42分
子孫繁栄や豊作を願って踊る住民ら=17日午後8時42分
 真庭市蒜山地域に伝わる国重要無形民俗文化財の盆踊り「大宮踊」が17日夜、地元から「大宮さま」と呼ばれ親しまれている福田神社(同市蒜山中福田)で行われた。浴衣姿の住民らが子孫繁栄や豊作を願い、踊りの輪を広げた。

 午後8時半ごろ、和紙を緻密に切り抜いた紙細工「シリゲ」をつるした灯籠の下に住民や帰省客が集合。繁栄を願うとされる「ウワハンヨウ」という独特の言い回しが入る音頭と太鼓に合わせ、ゆったりとした所作を繰り返した。

 終盤には編みがさや手拭いをかぶった6人組が登場。きねで天地を突くようなしぐさや、ドジョウすくいなどおどけた身ぶりをする「てんこ」を披露し、会場を沸かせた。

 友人と初めて訪れ、踊りに加わった会社員女性(49)=倉敷市=は「ゆっくりとした動きで、風情があって奥深い」と話した。

 大宮踊は、備中たかはし松山踊り(高梁市)、白石踊(笠岡市)と並ぶ岡山県三大踊りの一つ。起源は不明だが、江戸時代には既に行われていたとされる。現在もお盆時期を中心に寺社など約15カ所で続いている。

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