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川崎医科大で献体57人の慰霊祭 遺族や学生ら冥福祈る

祭壇に花を手向け、献体した人を供養する参列者
祭壇に花を手向け、献体した人を供養する参列者
 川崎医科大(倉敷市松島)で18日、昨年度に解剖実習のため献体した57人の慰霊祭が営まれ、遺族や献体に協力する「くすのき会」の会員、大学関係者ら約500人が冥福を祈った。

 福永仁夫学長が「献体を通じて医学的知識だけでなく、人間としての尊厳を教えてくださったことに深く感謝する」と追悼のあいさつ。学生を代表し、2年清水沙紀さん(21)は「皆さんに恩返しできるよう一層努力していく」と感謝の言葉を述べた。

 参列者は一人一人、祭壇に献花。遺族代表の緒方由知さん(55)=山口県=は「父から献体の話を聞いた時は戸惑ったが、父の思いを尊重するのが最後の親孝行だと考えて決断した。遺族の気持ちも受け止めて医学に役立ててほしい」と話した。

 くすのき会は1974年に設立され、これまでに約3千人が献体した。会員数は現在、約1380人。慰霊祭は毎年5月に行っている。

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