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高梁川水系 取水制限解除へ ダム貯水率回復 28日決定見通し

新成羽川ダム
新成羽川ダム
 高梁川水系(岡山県)の渇水に伴う取水制限が解除の公算となったことが22日、国土交通省への取材で分かった。今週のまとまった雨により、水系最大の新成羽川ダム(高梁市)の貯水率が回復したためで、流域自治体や企業でつくる水利用協議会(事務局・国交省岡山河川事務所)が28日に正式決定する見通しだ。

 取水制限は昨年11月14日に開始され、岡山県内では平成以降、最も深刻だった1994年夏の制限(117日間)に次ぐ日数となりそう。一方、カット率は当初の上水道2%、工業用水5%、農業用水20%から引き上げておらず、これまで日常生活や産業への影響は報告されていないという。

 高梁川水系では昨年9、10月の降水量が平年の2割程度にとどまり、主要6ダム(河本、高瀬川、小阪部川、新成羽川、千屋、三室川)の合計貯水率が低迷した。一時は渇水調整の目安の40%を下回る35%程度にまで落ち込んだが、その後の降雨で徐々に上昇。22日現在で74・0%と平年の9割を超える水準となった。回復が遅れていた新成羽川ダムも今週の降雨で62・8%(22日現在)に戻り、岡山河川事務所は今後の天気予報も踏まえ、当面は再び低下する恐れがないと判断した。

 水利用協議会は28日に岡山市内で会合を開き、解除の日程などを協議する。岡山河川事務所は「全体貯水量の約6割を占める新成羽川ダムが回復し、合計貯水率も平年並みの水準に戻ってきた。制限解除に向けた準備を速やかに進めたい」としている。

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