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遺族母「安全対策に終わりない」 高2死亡エレベーター事故17年

 講演会の冒頭あいさつする市川正子さん=3日午後、東京都港区
 講演会の冒頭あいさつする市川正子さん=3日午後、東京都港区
 東京都港区の区立住宅で2006年、都立高2年市川大輔さん=当時(16)=が、シンドラーエレベータ社製のエレベーターに挟まれて死亡した事故から17年となった3日、現場近くに設けられた献花台を遺族らが訪れて花を手向けた。母正子さん(71)は「安全対策には終わりがなく、警鐘を鳴らし続けなければいけない。二度とこのような事故が起きないようにしてほしい」と語った。

 献花の後、港区が講演会を開き、日航機墜落事故で9歳の次男を亡くした美谷島邦子さん(76)が登壇。遺族の訴えで日航が遺品の展示センターを設立した経験から「事故や災害を風化させないよう、継承していかなければならない」と強調した。

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