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集中豪雨想定 災害時の手順確認 岡山県と関係機関 合同で対応訓練

市町村から届いた被害情報を集約する職員=岡山県庁
市町村から届いた被害情報を集約する職員=岡山県庁
 梅雨などの出水期を迎え、岡山県は31日、県内27市町村や消防、自衛隊など55団体と合同で水害対応訓練を行い、災害発生時の手順などを確認した。

 県内が集中豪雨に見舞われ、吉井、高梁川水系で洪水が起きた―との想定で約470人が参加。県庁では防災・危機管理センターに詰めた職員が、市町村から県の防災システムに寄せられた土砂災害や人的被害といった情報を集約。状況に応じて警察や消防、自衛隊に出動を要請した。

 大規模な災害に対応する最高レベルの「非常体制」へ移行する流れを確認したほか、井原、赤磐市と県の災害対策本部を結んだオンライン会議で、支援物資の供給などについて話し合った。

 県危機管理課は「被害を最小限に抑えるため、円滑な情報共有に向けた訓練を重ねていく」としている。

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