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アイデア生み出す秘訣学ぶ 岡山イノベーションスクール開講

岡山市内で始まった岡山イノベーションスクール
岡山市内で始まった岡山イノベーションスクール
 実践的なビジネス教育を行う起業家育成塾「岡山イノベーションスクール2023」が31日夜、岡山市内で開講した。岡山、広島県などの28人が、ビジネス分野で新しいアイデアを生み出す秘訣(ひけつ)を学んだ。

 創業支援に取り組むプロトスター(東京)の前川英麿代表取締役CEO(最高経営責任者)が講演。米国のトーマス・エジソン(1847~1931年)が白熱電球を発明した際、投資家が支援したことで電力の供給設備の整備まで進んだとし「イノベーションは一人では生まれにくい。幅広い人から協力を得ることが重要」と語った。発明前に多くの科学者が電球の発明に挑んでいた当時の状況も説明。「挑戦者が多く裾野が広がっている分野こそ新しいアイデアが生まれやすく、しっかりと見極めてほしい」と述べた。

 国内外で貧困や地球温暖化といった課題解決に取り組むボーダレス・ジャパン(東京)の鈴木雅剛副社長の講演もあった。

 同スクールは、中国銀行(岡山市)とサンマルク財団(同)、山陽新聞社(同)が連携し、優れた起業家を発掘する「岡山イノベーションプロジェクト」の一環。11回にわたる講義などを通じて、ビジネス理論や経営者としての心構えを学び、12月に修了式を行う。

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