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ローカル線存続へ議連 3月に発足 沿線8市町、利用促進など連携

議員連盟の設立に向けて話し合う6市町の議長や副議長
議員連盟の設立に向けて話し合う6市町の議長や副議長
 利用の少ないJR西日本の赤字ローカル線に浮上した存廃問題を巡り、芸備、姫新、因美線の存続に向け、沿線の岡山、鳥取、兵庫県内8市町の議会・議員でつくる議員連盟が発足することが26日、決まった。3月28日に津山市内で設立総会を開く予定。

 名称は「JR芸備線・姫新線・因美線の利用促進と存続をめざす議会議員連盟(仮称)」。津山、新見、真庭、美作市、勝央町、鳥取県智頭町の各議会と兵庫県佐用町議会、たつの市議会の議員有志で構成する。

 新見市議会が呼びかけて津山市役所で開かれた会合で決定した。会合は兵庫県を除く6市町議会の議長や副議長計9人が出席し、会則案などを確認した。

 設立後は、各路線の沿線地域同士で情報を共有するとともに、利用促進や路線維持のため連携して行動していく。

 新見市議会の石田実議長は「過疎に歯止めをかけるにはローカル線の存続が重要。沿線の議会が力を合わせ、存続がかなう一歩にしたい」と述べた。

 JR西は昨年4月、利用が低迷し、存続が困難として芸備、姫新、因美線など17路線の収支を初めて公表。沿線自治体に存廃を含めた将来の在り方を協議するよう求めている。

美作市

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