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高耐久性の路面表示塗料実証試験 津山で産学官組織、施工手順確認

路面表示の摩耗対策で耐久性の高い塗料を使った施工を見学する参加者
路面表示の摩耗対策で耐久性の高い塗料を使った施工を見学する参加者
 道路や橋梁(きょうりょう)などの老朽化対策に取り組む中国地方の産学官連携組織・インフラメンテナンス国民会議「ちゅうごく」は29日、津山市内で路面表示の摩耗対策をテーマにした実証試験を行い、民間企業が開発した耐久性の高い塗料の効果や施工手順を確認した。

 津山総合体育館(同市山北)で、道路区画線材製造販売などのキクテック(名古屋市)が開発した紫外線劣化を防ぎ、強度を高める素材を用いた塗料を社員が紹介。津山市林田の市道で行われている舗装工事現場で、施工の様子を見学した。

 同社は従来品より事業費ベースで約1・5倍のコストが生じるものの、耐久性は社内試験で約2・5倍に相当したと説明。参加者からは「耐用年数が伸びれば採算が取れる」との意見が出た。津山市ではこの塗料を市内幹線道の工事に用いることとしており、試験で施工した路面表示についても半年ごとに劣化具合を同市が調査し、同会議に報告することを申し合わせた。

 同会議はインフラ設備の安全確保と維持補修費の縮減に民間技術を生かす狙いで2016年から全国各地で立ち上がり、中国地方は18年に設立。県内での実証試験は初めてで、行政や工事関係者ら約20人が参加した。

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