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ソーラーパネル上 ツバメ群れ飛ぶ 岡山・阿部池の「ねぐら入り」

阿部池の水面に浮かぶソーラーパネルの上を群れ飛び、ねぐら入りするツバメ=12日午後7時10分
阿部池の水面に浮かぶソーラーパネルの上を群れ飛び、ねぐら入りするツバメ=12日午後7時10分
 夏の太陽が、ひっそりと沈んだ。野鳥の楽園としても知られている、岡南飛行場の北に隣接する阿部池(岡山市南区築港緑町)。ツバメのねぐら入りを撮影するために訪れて驚いた。池の西側の水面はソーラーパネルで覆われていた。

 12日午後7時過ぎ、残照がわずかに残る上空でツバメの群れが舞い始めた。やがて一気に高度を落とし池の上を旋回した後、池畔のヨシ原に吸い込まれていった。

 春、日本に渡ってきたツバメは子育てを終えると、秋の渡りまで集団でヨシ原をねぐらにする。ヘビやイタチなどの天敵から身を守るには最適な場所に違いない。

 巣を落とすと家が火事になるとの言い伝えもあり、人々はツバメを温かく見守ってきた。稲穂をかすめ、田んぼの上をすべるように飛び交う姿は日本の原風景だ。

 人間を信頼し寄り添うように暮らしてきたツバメだが、数が減っているという。そのつぶらな瞳には、阿部池に広がるソーラーパネルはどのように映っているのだろうか。

岡山

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