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静穏な日本画の世界 ファン浸る 10日まで春の院展倉敷展

現代日本画の魅力を伝える優品に見入る入場者
現代日本画の魅力を伝える優品に見入る入場者
 倉敷市立美術館(同市中央)で開かれている「第77回春の院展倉敷展」(倉敷市、同市文化振興財団、同市教委、日本美術院、テレビせとうち、山陽新聞社主催)は会期が10日まで。8日も現代日本画の秀作を目当てに、多くの美術ファンが詰め掛けた。

 画壇を代表する大家から新鋭作家まで104点を展示。日本美術院同人による35点のうち、下田義寛さんの「曙光」は、ロシア原産の猟犬ボルゾイが振り返る優雅な姿を、朝日とともに描写。小田野尚之さんの「滝小路」は、広島県・宮島の観光客でにぎわう通りを抜けた静かな小路を緻密に表現した。

 笠岡市内の神社を描いた大久保明莉さん=同市=の「宿る場所」など、岡山県内の出品者4人の作品を含む入選作も並ぶ。入選者らのインタビュー動画も初めて上映し、マスク姿の入場者らが、静かで穏やかな日本画の世界に浸りながら鑑賞していた。

 備前市の男性(73)は「どれも技巧が素晴らしい。新しい題材に挑戦するエネルギーを感じた作品もあり良かった」と話していた。

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