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「空飛ぶ車」民間が実証実験 福山、自動操縦で海上を旋回

シーパーク大浜の海岸線を飛行する「空飛ぶ車」の実験機
シーパーク大浜の海岸線を飛行する「空飛ぶ車」の実験機
 人を乗せて空を移動する「空飛ぶ車」の実用化を目指す民間の実証実験が6日、福山市内海町の海岸であった。電動のプロペラを使い、垂直に離着陸できる乗り物「eVTOL(イーブイトール)」が、自動操縦で海上を無人飛行した。

 空の移動革命に向け、政府が設立した官民協議会に参加する総合建設コンサルタント「長大」(東京都)などが実験。安全確保などのため、シーパーク大浜のビーチを借り切って行った。

 長さ5・6メートルのeVTOLが、16個のプロペラを回転させ始めると、ふわりと機体が浮き上がり、浜辺を離陸。上空約30メートルに上昇し、最高時速36キロで海岸線に沿い、海上を約600メートル旋回した。

 空飛ぶ車は、垂直に離着陸できるため滑走路がいらない。将来的に都市部でのタクシー利用や、山間部、離島での生活物資の輸送、救急搬送の手段としての活用が見込まれ、未来の暮らしを一変させる「移動革命」が起こるとみられる。

 同社の菊地英一執行役員は「空飛ぶ車のルールはまだ定まっていない。実験を重ねて課題をあぶり出し、官民協議会を通じルール作りに積極的に関わっていく」と話す。

 官民協議会は、2025年に、空飛ぶ車での人の輸送を商用化する方針で、同年大阪・関西万博でも活用する計画。

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