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【記者が行く】参院選「関心ある」74% 争点トップは「経済・雇用」

 22日公示、7月10日投開票の参院選に関し、山陽新聞社は有権者の関心度や自身が争点だと考える政策テーマを尋ねるアンケートを通信アプリのLINE(ライン)で行った。選挙に関心が「ある」とした回答者は全体の74・1%に上り、「ない」の25・2%を大きく上回った。争点(複数選択)のトップは約7割が挙げた「経済・雇用」で、新型コロナウイルス禍で疲弊した地域経済の立て直し、ロシアのウクライナ侵攻や円安に伴う物価高騰への対策を訴える意見が目立った。
【記者が行く】参院選「関心ある」74% 争点トップは「経済・雇用」

 アンケートはLINEに開設している公式アカウント「記者が行く」の登録者を対象に、11~15日に実施。岡山県内を中心に広島県など各地から10~80代の計290人が回答を寄せた。

 関心度は「大いに/ある程度ある」「あまり/まったくない」「分からない」の5段階で聞いた。支持する政党があるとした回答者では、与党、野党支持層問わず関心が「ある」が8割を超えたが、支持政党のない無党派層では「ある」は6割台と差が出た。

 争点は10の選択肢から選ぶ形式。2番目に多かったのは「医療・福祉・介護・社会保障」で、回答者の過半数が選択した。

 理由としては、「ワクチン接種が進み、ウィズコロナの時代に合った経済対策を各党がどのように示すか注視したい」(岡山市、40代男性会社員)、「賃金は上がらないのに、物価は高くなるし、社会保障や教育費も負担が大きい」(同市、団体職員の50代女性)、「年金も少しずつ減り、物価も上がり生活が苦しくなっていくのが心配」(矢掛町、70代主婦)といった声がつづられた。

 3位は「新型コロナウイルス対策」、4位は「財政・税制」が入った。5位は「安全保障」で、ロシアの軍事侵攻を踏まえた防衛力強化を求める声の一方、防衛費増額に反対する声が寄せられた。選択肢以外のテーマでは「政治と金の問題」(岡山市、40代男性会社員)、「居眠りしている議員がいるため、議員数を減らしてほしい」(総社市、20代女性)などがあった。

 コロナ禍やウクライナ危機のさなかとあって、日本の将来展望を提示するよう訴える人も多く、倉敷市、50代女性会社員は「ワクチン代、給付金、いろいろばらまいているから国の財政は大丈夫なのか不安。この先、税金が高くなるのか、大丈夫なのか、ちゃんと説明してほしい」と要望。同市、50代男性会社員は「どのような国を目指すのか。どう国を守るのか。経済のかじ取りをどのようにしていくのか。国家観やこれからの国のありようが問われている」と指摘した。

◆寄せられた声の一部

「ワクチン接種が進み、ウィズコロナの時代に合った経済対策を各党がどのように示すか注視したい」(岡山市、40代男性会社員)

「コロナ禍でも、経済を回していかなければならない。経済的に困窮している人たちが、元の生活に戻れるような、ばらまきではない政策を期待」(笠岡市、60代主婦)

「コロナ禍で必要な職であっても、賃金が低い。貧困を感じている人がとても多いと思う。国民が幸福度を高く感じられるように、政治を考えてほしい」(倉敷市、50代主婦)

「諸外国が上昇しているのに日本が給料が上がらないのはなぜか、経済の専門家などが関与して政策が行われているのにもかかわらずなぜ実現できないのかがとても気になる」(美作市、40代男性公務員)

「長期化するコロナ禍で経済や雇用、社会保障をどのように立て直すのかそのビジョン」(岡山市、30代男性会社員)

「物価上昇で将来が不安」(浅口市、50代主婦)

「年々、年金も少しずつ減り、物価も上がり生活が苦しくなっていくのが心配」(矢掛町、70代主婦)

「物価は上がり年金は下がり非常に苦しいのが実情。政治は決め細やかに本当に困っている所に届いてほしい」(岡山市、70代女性)

「貯蓄より投資を、と言われてもどちらもできない状況の人はどうすればいいのか」(高梁市、飲食業の40代女性)

「コロナは感染者が減少方向にあるように見受けられるが、経済は大変痛手を被っている。どのように立て直しをするのか、とても関心がある。物価が上昇し、加えて円安でもあり、一般家庭も企業も大変な思いをしているのではないか。日本の安全保障もかなり厳しくなりつつあるように感じられる。国のかじ取りをどのようにしていきたいのかを明確にしていただきたい」(岡山市、50代女性会社員)

「賃金は上がらないのに、物価は高くなるし、社会保障や教育費も負担が大きい」(岡山市、団体職員の50代女性)

「自分が払ってきた年金が、自分たちが年を取った時に、ちゃんともらえるのか心配。コロナワクチン代、給付金、いろいろばらまいているから、国の財政は大丈夫なのか不安。この先、税金が高くなるのか、大丈夫なのか、ちゃんと説明してほしい」(倉敷市、50代女性会社員)

「とにかくコロナを終息するための具体的な対策を。抽象的ではなくワクチン今後何回接種するのかとか」(40代)

「いまだ収束していない。各波ごとの対策の検証を行い、これからに備えること。選挙もまさにコロナ対策の検証が争点」(赤磐市、団体役員の70代男性)

「コロナ禍で大変な現在、私たちの健康で安全な生活をどう立て直していくのか」(岡山市、60代主婦)

「コロナ禍で国の借金がどのくらい増えたのか、またこの先、どのような影響があるのか。国民が将来を見通せるように現状を明らかにしてほしい」(岡山市、50代男性)

「他国になめられない防衛力」(矢掛町、60代男性)

「乱暴な防衛費拡大論が語られていて、今後の日本が危機的な状況にある。国内総生産(GDP)が伸びていないのに防衛費を拡大することは、ロシアと同じような政策を選択することになる」(岡山市、30代男性公務員)

「ウクライナのことなどがあるので、安全保障など、世界的視野にたった問題解決や世界との協調を訴えてほしい」(瀬戸内市、40代男性会社員)

「国際情勢が不安定化している中で平和な日本をどのように維持していくのか」(岡山市、50代男性会社員)

「今のウクライナ情勢を見て、日本はどうするのか。中国、北朝鮮、ロシアなどの国々にどう対峙(たいじ)していくのか。どのような国を目指すのか。どう国を守るのか。今の値上げラッシュ、円安など、経済のかじ取りをどのようにしていくのか。国家観やこれからの国のありようが問われている」(倉敷市、50代男性会社員)

「子育てに関わる支援が少なすぎる。外国や難民やワクチンの購入に対しては湯水のように財源が出てくるのに対し、子どもたちには増税、物価上昇、所得制限、扶養控除の廃止など、制限ばかりがのしかかり、あと1人産みたいなと言う願いさえかなえられない」(岡山市、自営業の40代女性)

「地球規模で環境問題に取り組まなければ命が守れない」(60代)「エネルギー問題。現在の施策では電力発電が逼迫(ひっぱく)している実情に対して、国民に節電を要請するだけでよいのか」(岡山市、60代男性アルバイト)

「公共交通機関の充実は高齢化社会に大切だと感じる」(岡山市、60代主婦)

「地方創生が進んでいない」(岡山市、農業の60代男性)

「政治と金の問題はどうなった」(岡山市、40代男性会社員)

「居眠りしている議員がいるため、議員数を減らしてほしい」(総社市、20代女性)

「今、日本は危険な状態にある。政治は、国民の安全と最低限の生活を保証するよう、努力してほしい。数が力ではなくどの政党とも折り合いを付けながら、とにかく国民のためにもっと考えてほしい。国会を見ていても、のらりくらりで嫌になる」(玉野市、パートの60代女性)

「コロナやロシアによる侵攻で世界情勢が不安定な中、国民に安全と安心を与えてほしい」(倉敷市、20代男性会社員)

「選挙の時しか国民の方を向かないのが、毎度毎度嫌になる」(総社市、40代主婦)

「毎回思うが、与党は結局、選挙のためだけに良いことを並べて言っておいて、勝っても国民のためになるような実行力が無いと思うし、野党は結局、選挙のときだけ仲良くなるが、根本が違うため、結局良いことにはならない。本気で国民のことを考えて、国民のためになるような政治のできる政治家が選ばれてほしい」(岡山市、医療職の40代女性)

「政党の議席数を争うことが主体となり、その後何ら代わり映えしない政治が続く昨今。参議院の存在意義が薄れてる」(岡山市、自由業の50代男性)

「目の前の危機を感じて大胆な政策、政治を行ってもらいたい。世界が変わっているのに、日本の中が何一つ変わらないでいくことは、じれったくてしょうがない」(倉敷市、60代男性)

「誰が政治家になっても一緒。選挙自体税金の無駄」(倉敷市、40代女性)

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