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創志学園が連覇 春の中国高校野球 決勝で広陵に5―4

【広陵―創志学園】5回表創志学園1死満塁、谷が右前へ2点適時打を放ち、3―1と勝ち越す。捕手大山=島根県立浜山球場
【広陵―創志学園】5回表創志学園1死満塁、谷が右前へ2点適時打を放ち、3―1と勝ち越す。捕手大山=島根県立浜山球場
 春の中国高校野球大会最終日は7日、島根県出雲市の県立浜山球場で決勝が行われ、岡山代表の創志学園が広陵(広島)を5―4で下し、初優勝した昨年に続く頂点に立った。2連覇は2005、06年の関西(岡山)以来。

 創志学園は1―1の五回に谷、金田の連続適時短長打で4点を勝ち越し。右腕岡村は要所を締め、九回も1点差まで迫られたが粘った。

 ▽決勝

創志学園
001040000|5
100001002|4
広陵
▽三塁打 金田▽二塁打 上田、金田、真鍋、田上▽捕逸 竹本、大山

 【評】創志学園が競り勝ち2連覇。1点を追う三回に横井の中前適時打で同点に追い付き、五回は上田、小松の連打を足場に1死満塁とすると、谷の2点適時打、金田の2点三塁打で畳み掛けた。右腕岡村は再三得点圏に走者を背負いながら粘投し、リードを守り抜いた。

 広陵は一回、真鍋、内海の連続長短打で1点を先制。2―5の九回は3長短打を集め1点差に詰め寄ったが及ばなかった。

勝利への執念実る


 全国有数の強豪校を相手に、勝利への執念を実らせた。創志学園は九回、1点差に迫られ、なおも2死二塁のピンチ。「逃げたくない。最後は一番自信のある球で」。捕手竹本の要求にエース岡村がインコースへ直球を投げ込み、三ゴロに打ち取ると、ナインは雄たけびを上げた。

 今大会好調の打線が集中力を発揮したのは1―1の五回。先頭上田が中前打で出塁し、小松が左前打で続くと、もう押せ押せだ。1死満塁から谷が初球を右前へ2点勝ち越し打。続く主砲金田も「絶対に返す」とファウルで粘った後の7球目の変化球を捉えて右越えへ2点三塁打を放ち、一気に主導権を握った。

 右横手岡村は9安打を浴びたが、リードを死守し「自信がついた」。要所では強気に内角を攻め、全国区のスラッガー真鍋、内海はいずれも1安打に抑えた。今夏限りで退任の長沢監督が信頼する背番号1の力投に対し、「監督を勝たせたいという強い思いが感じられた」と敵将の中井監督も脱帽した。

 昨年と比べ「個の力は落ちるが、まとまりは抜群」(長沢監督)のチームは中国王者として岡山大会に向かう。「おごらず、下からはい上がるつもりでやっていく」と主将横井。夏に勝ってこそ本物―。2018年以来の甲子園へ指揮官が常々口にする言葉を体現してみせる。

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