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タコやタイ使った下津井料理紹介 まちづくり団体、レシピ本が完成

下津井の魚料理のレシピ本を手にする余傳さん。表紙イラストも自ら手掛けた
下津井の魚料理のレシピ本を手にする余傳さん。表紙イラストも自ら手掛けた
 倉敷市下津井地区にちなんだ魚料理のレシピ本「瀬戸内下津井お魚料理」が完成した。地元の小中学生から募った特産のタコ、タイを使った家庭に伝わる味や飲食店などの逸品が紹介され、エリアの魚食文化の奥深さに触れることができる。

 取り上げたのは18種類の魚介。昨年、福武財団(香川県直島町)の助成を受けて地元の小中学生を中心に募集したレシピや、ホテル、飲食店などから提供を受けた調理法をカラー写真を添えて掲載した。

 小中学生から寄せられた料理では、家族から聞き取ったという、温かいご飯にマダイの刺し身や刻んだ大葉、ネギをのせ、しょうゆをかけて食べる“漁師めし”や「げたの揚げ焼き」などを紹介。タコとニンジンやゴボウなどを一緒に炊く「たこ飯」や「さわらのたたき丼」「瀬戸内産アナゴのリゾット」といった飲食店や商店のお薦め品も目を引く。それぞれの魚介の漁法や漁具、旬の時季に関する解説も付く。

 海産物販売の吉又商店(同市下津井)を切り盛りする余傳(よでん)吉恵さん(69)を軸に、まちづくり団体・しもついシービレッジプロジェクトのメンバーが執筆、編集した。

 余傳さんは、下津井の魚料理の特徴を「鮮度が良いからこそ、素材の味を生かすためシンプルな薄味の傾向が強い」と説明し、レシピ本について「地元の食文化を継承するとともに、多くの人に下津井で揚がった魚のおいしさを知ってもらいたい」と話している。

 A4判、41ページ。1部800円で同商店やシービレッジ事務局などで販売している。同商店のファクス(086―479―9017)での注文にも応じる。

吉備の環プロジェクト

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