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新田の古里・西粟倉で関係者応援 北京パラスキー「大きな誇り」

レースを見守る新田佳浩選手の父茂さん(手前)ら=岡山県西粟倉村・あわくら会館
レースを見守る新田佳浩選手の父茂さん(手前)ら=岡山県西粟倉村・あわくら会館
 北京冬季パラリンピック第4日の7日、ノルディックスキー距離の男子20キロクラシカル立位で21歳の川除大輝(日立ソリューションズJSC)が金メダルを獲得した。2大会目の出場で初の表彰台。7大会連続出場の新田佳浩(日立ソリューションズ、岡山県西粟倉村出身)は7位だった。

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 通算6個目のメダルはならなかったものの、7位入賞を果たした新田。古里・岡山県西粟倉村では家族や知人らが応援し、奮闘をねぎらった。

 大型スクリーンが設けられた同村のあわくら会館では地元住民ら約30人がレースを見守った。力走する41歳の姿に、娘が同級生という女性(67)は「優しくてみんなが応援したくなる存在。この年齢で7位はすごいこと」。

 ここ数年は故障にも悩まされた。大会前に「(パラは)北京が最後」と聞いていた父・茂さん(73)は「年齢的に体をずっと心配していた。これ以上ないくらい頑張った」と話した。

 影石小(現西粟倉小)時代はスキーのほか、ソフトボールや水泳にも打ち込んだ。「ひた向きに頑張る姿は変わらない。多くの感動をもらった」。新田の担任だった男性(72)は当時を思い起こしながら教え子に改めて感謝した。

 林野高2年で初挑戦した1998年長野大会から7大会連続出場し、金メダル3個を獲得。四半世紀近くパラスキー界をけん引してきたレジェンドに「岡山にとって大きな誇り。子どもたちに夢を与えてくれた」と県スキー連盟の春名謙次理事長(65)は言う。

 9日にはスプリント・フリーに出場する。茂さんは「楽しむことが一番。悔いのないようやり切ってほしい」と願った。

北京冬季五輪パラ・岡山エリア

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