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小松原組、岡山県民に勇気と感動 五輪フィギュア団体初メダル貢献

小松原美里(左)と小松原尊
小松原美里(左)と小松原尊
 北京冬季五輪フィギュアスケート団体で日本が初の銅メダルを獲得した7日、アイスダンスに出場した小松原美里(29)、尊(たける)(30)組=倉敷FSC=は夫婦ならではの完成度の高い滑りでチームに貢献した。初陣の大舞台で岡山勢として2010年バンクーバー大会フィギュアスケート男子銅メダリストの高橋大輔(倉敷市出身)以来の五輪メダル。岡山の家族や競技関係者らは喜びに包まれた。

 「素晴らしい経験をさせてもらえた2人は幸せ。支えてくれた全ての人に感謝したい」と備前市の自宅でフリーの演技をテレビで見届けた美里の母・泰美さん(64)。1月下旬、岡山から北京に出発する際には「しっかり楽しんでね」と2人と抱擁を交わして送り出したという。

 この日「自分たちのベストが尽くせた」と達成感を口にした美里は9歳でスケートを始め、学芸館高進学後にアイスダンスに転向、地道に力を蓄えた。小学生の頃に指導した倉敷FSCの佐々木美行監督(65)は「昔から根性のある子だった。クラブの子どもたちに夢を与えてくれた」。小松原組は北京入りの直前までヘルスピア倉敷(倉敷市)で最終調整に励んだ。施設の石井基道統括部長(60)は、リンクが閉鎖の危機にひんした08年を思い起こし、「当時中学生だった美里さんも存続を求める署名集めに奔走した。メダルは、そのとき助けてくれた人たちへの最高の恩返しになる」と感慨深げだ。

 五輪代表最終選考会を兼ねた昨年12月の全日本選手権では高橋大輔ペアとのハイレベルな争いを制した。県スケート連盟の藤原利章理事長(68)は「高橋選手と競り合い、レベルアップできたことが今回の結果にもつながったのだろう。(12日からの)個人戦でも一つでも上の順位を目指してほしい」と期待した。

 昨夏の東京五輪・パラリンピックに続く岡山ゆかりのアスリートの活躍。伊原木隆太県知事は「団体初となるメダル獲得に貢献し、県民に勇気と感動を与えていただいたことに感謝と敬意を表します」とのコメントを出した。

北京冬季五輪パラ・岡山エリア

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