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【記者が行く】5~11歳コロナワクチン接種 「賛成」が4割超

【記者が行く】5~11歳コロナワクチン接種 「賛成」が4割超
 来年2月にも始まる可能性がある5~11歳への新型コロナウイルスワクチン接種について、山陽新聞社は通信アプリのLINE(ライン)を使ってアンケート取材を行った。接種に「賛成」との回答は全体の4割余りに上り、3割ほどだった「反対」を上回ったが、この年齢層の子どもの家族や親族に限れば賛否がほぼ拮抗(きっこう)する結果となった。行政に対しては、接種のメリットや副反応に関する丁寧な説明をはじめ、打たない子どもが差別されないよう対応を求める意見が寄せられた。

 公式アカウント「記者が行く」の登録者を対象に、17~19日に実施。県内在住者を中心に幅広い年代の計382人から回答を得た。

 接種への賛否は「賛成」が全体の42・7%、「反対」が28・3%で、賛成が14・4ポイント多くなった。一方で、世帯内や身内にこの年齢層の子どもがいる回答者(計142人)では「賛成」38・7%、「反対」35・9%とほぼ拮抗した。ただ、「分からない」との回答も目立ち、現時点では態度を決めかねている保護者らが少なくない実態をうかがわせた。

 賛成とした回答者の中にも迷いがあるとみられ、接種が始まればすぐに打たせたいかどうかを尋ねた質問に約3割は「すぐには打たせず、状況を見極める」と答えた。

 自由記述欄に記された賛成意見は、子どもは感染しても重症化しにくいとされているものの「全くないわけではないので」(倉敷市、40代男性会社員)、新たな変異株・オミクロン株への警戒から「打てる選択肢があることは大切」(岡山市、40代女性医療職)などとする内容。反対意見や慎重意見には「安全性や副反応がはっきりしていない」(総社市、50代女性)、「大人でさえ副反応がかなり出ているのに、不安感が拭えない」(倉敷市、60代女性)といったものが多かった。

 これらの懸念や不安を踏まえ、複数の回答者が接種のメリットや接種後の副反応についての詳しい説明を行政に要望。接種したかどうかで学校で子どもが差別やいじめを受けることのないよう対応を求めた。

 5~11歳への接種を巡っては、厚生労働省のワクチン分科会で専門家が協議中。厚労省は早ければ来年2月ごろに始まる可能性があるとして自治体に準備を求めている。

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