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部分月食、岡山県内でも観測 望遠鏡やライブ配信で楽しむ


 月の一部が地球の影に入って欠けたように見える「部分月食」が19日、国内各地で観測された。岡山県内の天文関連施設では、観察会やライブ配信などが行われ、多くのファンや家族連れらが天体ショーを堪能した。
倉敷科学センター屋上で撮影した部分月食の様子=左上(19日午後6時3分)から、右下(同7時43分)まで6枚を合成(同センター提供)
倉敷科学センター屋上で撮影した部分月食の様子=左上(19日午後6時3分)から、右下(同7時43分)まで6枚を合成(同センター提供)

 月の欠け始めは午後4時18分。県内では月が欠けた状態で昇ってくる「月出帯食」となった。6時2分ごろ、約98%が欠ける「食の最大」を迎えると、赤みを帯び、白い部分がわずかに残った月が浮かんだ。部分月食は7時47分まで続いた。

 午後5時から観察会をスタートさせたのは、美星天文台(井原市美星町大倉)。口径101センチの光学式反射望遠鏡を納めたドーム横の展望デッキに、移動式望遠鏡など3台を設置した。月の6、7割が隠れた5時半ごろには来館者が次々と訪れ、月が欠けていく様子を楽しんだ。

 自営業女性(44)=岡山市東区=は「刻々と変化する月は神秘的でした」と話した。
望遠鏡をのぞくなどして観察する参加者=岡山天文博物館
望遠鏡をのぞくなどして観察する参加者=岡山天文博物館

 岡山天文博物館(浅口市鴨方町本庄)では年間講座「こども天文クラブ」の特別活動が午後5時半ごろからあり、メンバーの小学生ら約30人が同館前で観察。望遠鏡をのぞき込み、スケッチするなどしていた。

 倉敷科学センター(倉敷市福田町古新田)の屋上では、石井元巳学芸員(46)がデジタルカメラで部分月食の様子を撮影。三島和久学芸員(51)が動画投稿サイト・ユーチューブでライブ配信した。美星天文台と岡山天文博物館も同様に映像を生配信した。

 倉敷科学センターなどによると、来年11月8日には、月全体が影に入る「皆既月食」が観測でき、同時に月が天王星を隠す「天王星食」も起きる。

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