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倉敷・マビ昭和館 11月新装開館 昭和30年代再現「レトロ横丁」

昭和30年代のスタンドバーを再現した「昭和レトロ横丁」と丸岡館長
昭和30年代のスタンドバーを再現した「昭和レトロ横丁」と丸岡館長
マビ昭和館1階にお目見えした「昭和レトロ横丁」
マビ昭和館1階にお目見えした「昭和レトロ横丁」
 昭和時代の自動車や生活用品など約1万2千点が並ぶ「マビ昭和館」(倉敷市真備町辻田)が11月7日、リニューアルオープンする。スタンドバーや理髪店など昭和30年代の街並みを再現した「昭和レトロ横丁」を新設。2018年の西日本豪雨と新型コロナウイルス禍による3度の休館という苦境を乗り越え、さらに魅力をアップして来館者を迎える。

 同館は、クラシックカーの愛好者グループ会長の丸岡律夫館長(79)=同市=が、所有する倉庫(約330平方メートル)を改築して12年にオープン。約30年かけて収集したコレクションを展示し、無料で月1回公開している。

 レトロ横丁は全長約15メートル。コロナ禍で休館中の6~8月、館内のレイアウトを変更して1階東側に整備した。丸岡さんは「人と人のつながりの希薄化が進むコロナ禍だからこそ、人々が絆で結ばれていた昭和の良さを感じる空間を作りたかった」と話す。

 通りには、対面式のたばこ販売所を備えた駄菓子店、手動式洗濯機や冷蔵庫を置いた電器店、自動車修理工場といった昔懐かしい店構えが並ぶ。昭和30年代をイメージしたというスタンドバーはカウンターをしつらえ、当時の洋酒やポスターをそろえるなど、可能な限り雰囲気を再現した。

 丸岡さんは、西日本豪雨で同館だけでなく自宅も被災。一時は閉館も考えたが、県内外のボランティアらの支援で19年5月に復活した。しかし、コロナ禍で昨年3月から休館。同11月には一度開館したものの、多くのファンが押し寄せたため感染防止の観点から翌月に再び閉じた。

 丸岡さんは「災害や感染症で先行きに不安を感じる時代。不便でも明るく希望があった高度成長期の雰囲気を感じて、豊かさとは何かを考える契機になれば」と願っている。

 毎月第1日曜開館。午前10時~午後4時。入館無料。

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