山陽新聞デジタル|さんデジ

岡山市長選 立候補者アンケート(下) 文化振興、子育て支援など

(左から届け出順に)浦上雅彦氏と大森雅夫氏
(左から届け出順に)浦上雅彦氏と大森雅夫氏

県都として文化・スポーツ振興にどう取り組みますか。


浦上雅彦氏 世界大会の開催が可能な目玉となる市有競技施設を整備し、岡山の盛り上げにつなげたいです。何を対象種目とするかについての具体的な検討はこれからですが、世界を相手に戦うトップ選手たちの技を間近で見られる場を提供することで、競技人口の増加や競技レベルの向上、さらには観光促進も期待できると思います。市民が誇りを持てる地域の拠点とし、施設を有効活用してスポーツを通じた地域間交流も積極的に進めていきます。

大森雅夫氏 岡山芸術創造劇場「ハレノワ」が2023年9月に開館します。貸し館中心ではなく、大・中・小の劇場のほか15の練習室・工房を備え、市民が主体的に「魅せる、集う、つくる」文化芸術活動に関わり、新たな文化芸術を生み出す「創造型劇場」を目指します。また、おかやまマラソンの開催やトップチーム支援、生涯スポーツの充実など、文化・スポーツの振興を通じて、活気があり誇りと一体感の持てる心豊かな地域社会を創出します。

高齢化を踏まえ、医療・介護の対策をどう進めますか。


浦上雅彦氏 岡山市のがん検診や健康診断の受診率は低く、十分ではありません。市民への呼び掛けを積極的に行うとともに、補助対象年齢を拡充し、がんの早期発見や生活習慣病の予防につなげて市民の健康と幸せな暮らしを実現します。また、岡山市では介護施設の空き情報がホームページに半月遅れで掲載されている状況です。空きがあったとしても各自が問い合わせるしかなく、相談窓口もありません。このような点も市民目線で改善します。

大森雅夫氏 高齢となっても適度な運動や社会参加が健康保持に有効であり、健康づくりへのインセンティブ付与やフレイルチェック、高齢者の就労支援等に取り組む中、2019年調査の本市の健康寿命は男性72・2歳、女性74・9歳と16年から男女共に0・6歳延びています。今後も、健康づくりや生涯活躍、在宅医療・介護の連携、認知症対策等を推進し、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるまちの実現を目指します。

待機児童問題など子育て支援の現状と対策をどう考えますか。


浦上雅彦氏 岡山市は第3希望までの保育園に入れなかった子どもを待機児童と定義しており、4月1日時点で31人まで減りました。ただ、特定の保育園への入園を希望し続け、待機児童の基準に当てはまらない子どもは800人以上いるとされます。ニーズに対応するため、市立幼稚園での3歳児保育や預かり保育の導入を検討します。また、子ども医療費無料化の対象を現在の就学前から18歳までに拡充し、学校給食の無償化や図書館整備も進めます。

大森雅夫氏 待機児童対策については、定義を市民感覚に即したものに見直し、保育施設の整備と保育士の確保に全力で取り組んできた結果、待機児童数は、最多となった2017年の849人から本年4月で31人へと減少し、おおむね解消しています。今後は、保育環境の改善や障害児童の受け入れ等の対策へ重心を移します。また、放課後児童クラブの充実のほか、子どもの貧困対策等を関係機関との連携を強化して推進します。

市の教育の現状をどう受け止め、どのような施策を進めますか。


浦上雅彦氏 教育というと、どうしてもテストの得点や偏差値に目が行きがちですが、学力だけではなく、自己肯定感や他者と協働する力などの非認知能力も学校生活を通じて適切に育んでいかなければなりません。岡山市は不登校、校内暴力といった課題が山積しています。また、収束が見通せないコロナに対する懸念から、自主休校している児童生徒も依然少なくありません。教育現場の実情と声を反映させる施策を講じ、しっかり対応していきます。

大森雅夫氏 第1期教育大綱では、学力向上と問題行動等防止を課題とし、学校と市教委が共有できる目標を立て、先生方が協力して授業改善等に取り組み、学力は全国最下位クラスから全国平均に達し、考える力の基礎が築けたと考えています。3月に策定した第2期大綱では、先行きが不透明な時代に「自らの個性を磨き、選択と挑戦を繰り返すことができる子ども」の育成を目指し、ICT活用を含む授業充実や教職員の人材育成に取り組みます。

選挙

あなたにおすすめ

さんデジ特集

TOP