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【シーガルズ】高柳有里選手に聞く 普通に頑張るだけではダメ

【シーガルズ】高柳有里選手に聞く 普通に頑張るだけではダメ

 「普通に頑張るだけではダメ」―。3年目の決意を力強く語るのは、バレーボールV1女子・岡山シーガルズのアウトサイドヒッター高柳有里選手(21)です。先輩たちの姿に刺激を受け、自分の気持ちやプレーにしっかり向き合うことができるようになったと明かします。開幕が迫ったリーグ戦に向けては「レフト、ライトのどちらで出ても通用する強みを出したシーズンにしたい」と意気込む高柳選手に、試合で平常心を保つためのルーティンやコロナ禍での応援に背中を押してもらったエピソードなどを教えてもらいました。

応援に圧倒された1年目


 ―インタビューは新人の時の2019年以来ですね。この2年半ほどでいろいろな経験をしてきたと思います。

 最初は先輩に付いていくのに必死でした。(高校時代のけがから復帰して)練習できる、試合に出られるといった目先のことばかりが気にしていました。3年目になって、どうすればチームにいい影響を与えられるのだろうか、プレー以外でも貢献できることがあるのだろうか、と考える余裕が出てきた気がします。今季は選手の入れ替わりがあり、チームにも変化がありました。先輩たちがみんなをまとめていこうとする姿を見て、普通に頑張っているだけではダメだと感じました。

 ―1、2年目の出来事で印象に残っていることを教えてください。

 最初の試合は黒鷲旗全日本選抜大会(5月)でした。新鮮だったのはファンの人の応援です。応援というと、これまでは学校やチームの関係者ばかりだったので…。一生懸命な応援に圧倒されたのを覚えています。国体ではチャンスをもらいましたが、リーグ戦への出場はありませんでした。1年目で準優勝を経験でき、先輩に追いつけるように頑張らないといけないと強く思いました。

 ―ファンの人たちの応援が新鮮だったのですね。

 プレーオフ決勝(20年1月)のJT戦前に行われた、ファンの皆さんによる応援合戦は鳥肌が立ちました。私たちと一緒に戦ってもらっていると力強く感じた瞬間でした。

 ―2年目は、新型コロナウイルスの影響で公式戦が次々と中止になりました。

 大会がなくなった分、私を含めて一人一人が自分に向き合える時間が多く持てました。リーグ戦では、お客さんが入らない試合も何試合かありました。ファンのみなさんの応援が、私たちの力になっていると改めて感じることができました。
Vカップ戦の姫路戦に出場した高柳選手=2021年2月
Vカップ戦の姫路戦に出場した高柳選手=2021年2月

客観的にプレー見直す


 ―3年目の今季はV・サマーリーグ西部大会(7月、愛知県豊田市)に出場しました。

 初日は久光との2連戦。1試合目も出ていたのですが調子が悪く、途中交代しました。サーブカットがうまくいかず、金田(修佳)選手にミスなく上げようとする意識が強すぎたことも良くなかったです。しかし、2試合目は先発で使ってもらいました。サマーリーグはリーグ戦とは違い、連戦もあります。戦術的なアドバイスをしてもらい、気持ちを切り替えて臨みました。3位決定戦の東レ戦(2-1で勝利)はちょっとだけ出て、サーブカットして終わったのですが…。1点の重みをかみしめながらプレーしました。

 ―3年目の滑り出しとしては?

 いいところも、悪いところも見えてきました。試合になると緊張して、視野が狭くなってしまうことが課題だと思っています。ボールしか見えないというか、相手チームのセッターがどういう意図でボールを上げているのか見えなくなることがありました。そうなると、自分が次にしないといけないプレーができません。緊張した中でも、冷静にコートを見渡せるような心の持ち方ができるかが大切になると思っています。

 ―苦手なプレーを克服するためにイメージトレーニングをしているそうですね。

 練習中に撮ってもらった映像で、自分のプレーを客観的に見直しています。プレー中はちゃんとやっているつもりでも、思ったよりタイミングが早いなどいろいろな課題が見えてきます。先輩や後輩にアドバイスしてもらうこともあります。そういった時間もプレーに生かしていきたいです。

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