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若者と政治の未来どう変える 岡山で連続シンポ

「若者、政治、未来」について意見交換するパネリストら
「若者、政治、未来」について意見交換するパネリストら
 持続可能で活力ある地域づくりを考える連続シンポジウム「SDGs地域課題を探る」(山陽新聞社主催)の第4回「若者、政治、未来」が4日、山陽新聞社さん太ホール(岡山市北区柳町)を会場とし、オンラインを中心に開かれた。「若者が自らの意見で社会や地域が変わったという成功体験を得られれば、政治参加が進む」との見方で一致した。

 岡山学芸館高校清秀高等部2年の植田空近さん、岡山大大学院教育学研究科修士2年の別木萌香さん、岡山大大学院教育学研究科の桑原敏典教授の3人がパネリストを務めた。

 オンライン参加した別木さんは、若者の政治参加意識や投票率の低さなどについて「『自分の声は政治に届かない』と自己効力感が感じられないのも大きな要因だ。若者個人の資質や能力の問題というより、社会的な環境の問題が大きい」と指摘した。

 植田さんは、学校での課題研究で取り上げた岡山県奈義町の事例を紹介。住民参加による子育て支援などのまちづくりについて「地域社会への参画が町民の主体性を育て、政治参加につながっている」とした。

 桑原教授は「誰かの役に立ちたい若者は多いが、政治が社会に役立つ実感が持てないのが問題。政治が変わる必要がある」と主張。県内で開催している高校、大学生と地域の人らが社会問題を話し合うイベントに触れ、「子どもを一人の市民として意見を尊重し、施策に反映させることが大切」と話した。

 会場からも多くの発言があった。岡山県早島町の徳山順子教育長は、中学生らが地域課題を探求したことを提案して町の施策に反映させる「子ども議会」「子どもフォーラム」「熟議」といった取り組みを説明した。県教育委員の梶谷俊介・岡山経済同友会代表幹事は「行政の各種審議会に、将来を担う高校生らの参加も求められる」とした。

 県内のNPOなどのネットワーク組織「SDGsネットワークおかやま」の石原達也会長と、岡山一郎・山陽新聞社編集委員室長が進行役を務めた。新型コロナ感染対策のため会場の定員は絞り、特設サイトで配信した。1週間程度視聴できる。

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