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離島へ空飛ぶ宅配便 香川で始動 企業などドローンで食品輸送

自動運転で粟島港に荷物を届けるドローン
自動運転で粟島港に荷物を届けるドローン
三豊市の須田港と粟島港で運航されるドローン
三豊市の須田港と粟島港で運航されるドローン
「かもめや」のスタッフからドローンで運ばれた商品を受け取る住民
「かもめや」のスタッフからドローンで運ばれた商品を受け取る住民
 三豊市の須田港から4キロ離れた瀬戸内海にある粟島(同市)に自動運転のドローンで食品などを輸送する物流定期便が開設され、30日に初飛行が行われた。高松市のベンチャー企業「かもめや」が香川大や三豊市などと協力して実施。同社は「離島を対象にした“空飛ぶ宅配便”は国内初」とし、島の生活を支える新たな物流の定着を目指す。

 ドローンは片道7分程度で飛行。1回につき重さ1キロまで運べる。コンビニの食料品やペットフードなど約40品目を対象に、午前中に注文を受け付け午後に輸送。島に到着後は同社スタッフが戸別配達する。1日最大3往復、週5日運航し、送料は1件500円。

 この日、ドローンの機体下部に荷物を詰めたコンテナを搭載。着陸点を示すマーカーを認識するなど全ての飛行を自動で制御し、商品を送り届けた。

 菓子などを受け取った山北友好さん(89)は「この商品が空を飛んで運ばれたと思うと驚くばかり。過疎が進む島の新たな支えになってほしい」と話した。

 粟島の人口は約170人、65歳以上の高齢化率は約85%という。無人物流の事業化に取り組む同社の小野正人社長(43)は「ドローンの大型化や防水化を図り、食品だけでなく、日用品や医薬品、医療機器などを輸送するサービスへ発展させていきたい」と話す。

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