山陽新聞デジタル|さんデジ

無電柱化4区間で事業着手 県、南海トラフ巨大地震など備え

岡山県庁
岡山県庁
 6月定例岡山県議会は29日、一般質問を続行。山本雅彦(自民、津山市・苫田郡・勝田郡)、大森一生(同、高梁市)、小林義明(同、新見市)の3氏が県政全般をただした。県は、南海トラフ巨大地震などに備え、倒壊した電柱が道路をふさがないよう電線を地中に埋める「県無電柱化推進計画」(2019~28年度)について、対象7区間(計16・7キロ)のうち4区間(計7・2キロ)で事業着手していると明らかにした。

 大森氏が計画の進捗(しんちょく)や今後の見通しを質問。原田一郎土木部長が現状を説明した上で「事業の実施に当たっては、コストの縮減や関係者との合意形成が課題となる。より効率的な工法の選定や円滑な調整に取り組み、残る区間の早期着手に努めたい」と述べた。

 計画では、災害時に物資や人員輸送での利用が想定される県管理の緊急輸送道路(総延長503キロ)のうち、人口集中地区など7区間を優先的に進めるとしている。県によると、19年度までに津山、笠岡市の2区間、20年度に新見、倉敷市の2区間でそれぞれ設計を開始。残りの3区間についても期間内の着手を目指す。

 山本氏は、新型コロナウイルス禍で木材の輸入が減り、国産材が高騰する「ウッドショック」を踏まえ、県内林業への支援を求めた。伊原木隆太知事は「国は関連の業界団体に対し、需要に基づいた木材発注など冷静な対応を求めている。県としても動向を注視しつつ適切に対応したい」と答弁した。

 小林氏は、備中松山藩の財政改革に尽くした儒学者、山田方谷(1805~77年)のNHK大河ドラマ化に向けた取り組みを要望。知事は「先人を育んだ郷土岡山の魅力を、全国に広く情報発信できることを強く願っている。関係団体と連携し、時宜を得た要望活動を行うなど粘り強く取り組む」とした。

 一般質問はこの日で終了し、30日から委員会審議に入る。

安全安心

あなたにおすすめ

さんデジ特集

TOP