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岡山県コロナ 初の「ステージ4」 県全域に外出自粛、制限求める

新型コロナウイルス対策について協議した岡山県の対策本部会議
新型コロナウイルス対策について協議した岡山県の対策本部会議
岡山県コロナ 初の「ステージ4」 県全域に外出自粛、制限求める
岡山県コロナ 初の「ステージ4」 県全域に外出自粛、制限求める
 岡山県は12日、県内の新型コロナウイルス感染状況に関する判断を切迫度が最も高い「ステージ4(爆発的感染拡大)」に初めて引き上げ、新型コロナ対応の改正特別措置法に基づく県民への新たな協力要請を決めた。対象期間は14~31日で、岡山市中心部の飲食店などに既に要請している営業時間短縮は、同市と倉敷市の全域へ拡大。県全域で昼夜を問わない不要不急の外出自粛や一定規模以上のイベントの制限などを求める。

 県庁で新型コロナ対策本部会議を開き、決定した。県によると、直近1週間(5~11日)の感染状況は病床使用率が71・1%、10万人当たり療養者が61・8人など指標6項目全てがステージ4の基準を超えた。感染を抑え、医療崩壊を招かないためにより強い対応が必要だと判断した。

 岡山、倉敷市での時短は居酒屋やレストラン、バー、スナック、カフェといった飲食店または喫茶店が対象で、新たにカラオケボックスを含める。営業時間を午前5時から午後8時までとし、酒類は終日提供しないよう求める。応じた店舗には売上高や規模によって1日2万5千~20万円の協力金を支給。対象は約1万店舗、経費は80億円規模に上るとみられ、国の交付金を活用する見通し。

 両市では百貨店やショッピングセンター、ゲームセンター、パチンコ店など大規模集客施設(床面積1千平方メートル以上)に対しても午後8時までの時短営業を依頼。施設内に混雑が生じないよう入場整理の徹底を呼び掛ける。

 その他の市町村を合わせた県全域の協力要請では、外出自粛に加え、路上や公園での飲酒、大人数でのバーベキュー、地域で集まる会食などをしないよう促し、不要不急の県外移動も極力控える。県外や県内全域から参加が見込まれるイベントは自粛。小中高校や大学などの部活動・課外活動で感染リスクの高いものは制限する。

 高齢者・医療施設の面会は原則禁止。新型コロナ患者を受け入れている医療機関に対して重症者用病床の増床を求め、患者の受け入れに支障が生じる場合は医師が延期できると判断した入院、手術を一時停止することとしている。

 さらに、不特定多数の利用が想定される後楽園(岡山市)や国特別史跡・旧閑谷学校(備前市)といった県有施設は31日まで休止・休館。13日以降の県主催イベントも原則として中止または延期する。

 会議後、伊原木隆太知事は「県内の感染状況は大変厳しく、医療崩壊がいつ起こってもおかしくない。県民の命を守るため、ぜひ協力をお願いしたい」と述べた。

新型コロナ・岡山対応

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