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宮口さん初陣飾る 参院広島再選挙  「世論の結論が示された」

当選を確実にし、喜びをかみしめる宮口氏(中央)=広島市中区
当選を確実にし、喜びをかみしめる宮口氏(中央)=広島市中区
 25日に投開票された参院広島選挙区再選挙は、野党勢力を結集した諸派新人の宮口治子氏(45)=立憲民主、国民民主、社民推薦=が初当選を果たした。再選挙の発端となった「政治とカネ」の問題で政権や与党に厳しい目が向けられたことが追い風となり、自民党新人との事実上の一騎打ちを制した。同選挙区では1955年の自民結党以来初めて、改選2議席を非自民勢力が占めた。

 午後10時15分ごろ、広島市中区の選挙事務所に当選確実の知らせが届くと、拍手が湧き起こった。支持者が万歳を繰り返す中で宮口氏は深々とお辞儀し、「大型買収事件に世論の結論が示された。小さな声を聞き、今の気持ちを忘れず、お役に立てるよう頑張っていきたい。皆さまの思いをしっかり受け止める」と決意を述べた。

 再選挙の元となった2019年の参院選では、自民公認で初当選した河井案里氏と夫の克行被告=元衆院議員、公選法違反事件で公判中=による大規模買収事件が発覚。地元議員らに現金を配ったなどとして公選法違反に問われた案里氏は有罪が確定し、当選無効となった。

 金権政治への批判が強まった中での再選挙。宮口氏は立憲民主党県連が擁立を主導しながらも、県内の野党系組織が複数参加する政治団体「結集ひろしま」を母体に臨んだ。共産党も支援に回り、野党共闘の枠組みで選挙戦を展開。野党支持層や無党派層に加え、保守層の金権批判の取り込みも図り、激戦を制した。

 宮口氏は福山市在住。同市の私立中高、大阪音楽大を卒業後、瀬戸内海放送のキャスター・リポーターなどを経て、11年からフリーアナウンサーとして活動してきたが、活躍の舞台を国政に移す。

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