AI崩壊(2019年公開)
「22年目の告白-私が殺人犯です-」の入江悠監督によるオリジナル脚本で、AIを題材にした近未来サスペンス。社会インフラとして欠かせない存在となったAIが突然暴走し、生きる価値のない人間を選別して殺害する事態に。AIを暴走させたテロリストとして捜査線上にのぼった開発者の天才科学者・桐生(大沢たかお)は逮捕寸前に逃亡。決死の逃亡劇は予想もしない方向へ進んでいく―。
監督:入江悠
出演:大沢たかお、賀来賢人、広瀬アリス、岩田剛典
■鹿久居島(備前市)
「備前♡日生大橋」から鹿久居島、頭島までの区間を封鎖し、カーチェイスの場面などを撮った。海沿いで起伏やカーブもあることから、スピード感あふれるアクションが見もの。主人公が死んだと見せかけるため、CGを使い、車がガードレールを突き破り転落するシーンも撮影された。ロケは、2019年1月。科学者の逃走を追う刑事役の三浦友和さんと広瀬アリスさんが岡山ロケに参加、感想を聞かれた2人の第一声が「すごく寒かった」と口をそろえるほど、気温は低く海風が強い状況だった。
■こぼれ話
暗闇のため、風景はほぼ分からないが、カーチェイスのシーンで、一瞬、鹿久居島の「みかん狩り」の看板が映り込む。当時、未開通だった美作岡山道路の2区間(瀬戸-熊山IC、佐伯-吉井IC間)でも車の走行、玉突き事故のシーンの撮影があった。