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日本植物生理学会賞に沈建仁教授 岡山大、光合成の研究評価

2021年度の日本植物生理学会賞を受賞した沈教授
2021年度の日本植物生理学会賞を受賞した沈教授
 植物科学の分野で際立った業績を挙げた研究者をたたえる2021年度の「日本植物生理学会賞」に、岡山大異分野基礎科学研究所の沈建仁教授(生化学)が選ばれた。光合成のメカニズムを解き明かす一連の研究が評価された。04年度に創設された同賞で、岡山県内からの受賞は初めて。

 沈教授は植物の光合成を研究テーマにしており、国内外の研究者をリード。11年には光合成による水の分解に携わる酵素の構造を原子レベルで初めて解明し、太陽光から新エネルギーを生み出す人工光合成技術の確立につながる画期的な成果として、米科学誌「サイエンス」の科学十大成果に選定された。

 同学会(京都市)は「多くの成果は生物学、生化学、工学など幅広い分野に大きなインパクトを与え、世界で高く評価されている」と選考理由を説明。沈教授は「名誉ある賞をいただき、協力してくれた大勢の共同研究者に感謝したい。今後も継続し、人工光合成の実現に貢献したい」と話している。

 授賞式は3月15日にオンラインで開かれた。

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