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岡山でも高齢者への接種始まる コロナワクチン、施設入所者優先

新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける高齢者=岡山済生会ライフケアセンター
新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける高齢者=岡山済生会ライフケアセンター
 高齢者に対する新型コロナウイルスのワクチン接種が12日、岡山県内でも岡山、倉敷市を皮切りに始まった。当面は国からのワクチン供給量が限られることから、県内では医療機関に併設された高齢者施設の入所者への巡回接種を先行して実施する計画で、他の25市町村でも順次スタートさせる。

 岡山市では、岡山済生会ライフケアセンター(同市北区国体町)で接種を開始。入所者と職員の計36人が問診を済ませた後、勤務医による接種を受けた。センター内の有料老人ホームに入所する女性(84)は「いつ感染するか不安だったので一安心。収束したら好きな所に出掛けたい」と語った。

 同市内では、4月中に計6病院へ約3千人分のワクチンが国から配分される予定で、それぞれの系列施設に勤務医らが出向いて接種する。

 倉敷市では、玉島病院介護医療院(同市玉島乙島)で車いすを利用する79~105歳の男女10人に実施。接種後の目立った副反応はなかった。同施設では入所者100人のうち約80人が接種を希望しており、瀬崎宏之理事長(60)は「集団感染防止のため高齢者施設が優先されたのは有意義。接種による収束を期待したい」と話した。

 同市は国から届くワクチンをいったん市保健所で保管し、施設側に分配する形で行う。

 県によると、県内の高齢者は約56万人で、うち施設入所者は約5万人。ワクチンは今月26日の週までに全市町村に配分される予定だが、月内の供給量は約2万4千人分にとどまり、巡回接種は5月以降も続く見込み。施設入所者以外の高齢者への接種は同17日に県内一斉にスタートする。

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