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瀬戸内の春の味覚 タイの浜焼き 笠岡、おめでたい場で楽しんで

笠岡魚市場で始まった「タイの浜焼き」作り
笠岡魚市場で始まった「タイの浜焼き」作り
 瀬戸内の春の味覚「タイの浜焼き」作りが9日、笠岡魚市場(笠岡市笠岡)で始まった。5月中旬までに受注生産で限定200匹を全国に出荷する。

 初日は、笠岡諸島・真鍋島沖で取れた産卵期の雌のマダイの中から、体長30~35センチ、重さ約1・5キロの10匹を厳選。えらや内臓を取り除いた後、味を調え傷みにくくさせる食塩水を注入し、同社社員の木山恒宏さん(55)が手際良く1匹ずつわらでくるんでいった。蒸し焼きにし、一昼夜つるして余分な脂や水分を抜いた後、竹で編んだ伝八笠(でんぱちがさ)に包んで仕上げる。

 浜焼きは入学や就職祝いなどの贈答用として人気。既に約80匹の注文が岡山県内や関東などから入っている。1匹1万5千~2万円で、今年は新型コロナウイルス禍を受け、注文客の負担を減らすため送料は同社が負担する。

 今年からわらで包む作業をメインで担当する木山さんは「コロナで大変な中だが、おめでたい場で楽しんでもらえたら。伝統の味を受け継ぐため後進の育成にも力を入れたい」と話している。

井笠

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