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奥津温泉「足踏み洗濯」実演再開 温泉街に春の到来告げる

軽快に足踏み洗濯を披露する女性たち
軽快に足踏み洗濯を披露する女性たち
 岡山県鏡野町の奥津温泉街で7日、冬季に中断していた「足踏み洗濯」の実演が2カ月半ぶりに再開した。うららかな陽気の中、姉さんかぶりにかすりの着物をまとった女性たちが軽やかにステップを刻み、温泉街に春の到来を告げた。

 午前8時半ごろから15分間、地元の旅館でつくる奥津温泉足踏み洗濯保存会のメンバー2人が、吉井川の奥津橋たもとの洗濯場で披露した。スピーカーから流れる「奥津温泉小唄」に合わせ、おけで温泉の湯をかけながら、石畳の上で洗濯物を踏み、汚れを落とした。

 夫婦で訪れた島根県雲南市、自営業男性(70)は「今ではあまり見掛けない風習を見ることができてよかった。伝統がこれからも続いてほしい」と話した。

 足踏み洗濯は、クマやオオカミに襲われないよう、立って周囲を見張りながら洗濯をしたのが始まりとされ、現在は観光PRの一環で行われている。実演は3月中は毎週日曜と祝日の午前8時半から、4月からは隔週で同9時から行われる。

 問い合わせは鏡野町観光協会(0868―52―0711)。

作州

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