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黄ニラタクシードライバーが研修 「大使」と栽培や収穫作業を体験

植田さん(左端)のアドバイスを受けながら黄ニラを収穫する岡山交通のドライバー
植田さん(左端)のアドバイスを受けながら黄ニラを収穫する岡山交通のドライバー
黄ニラタクシー
黄ニラタクシー
 「黄ニラ大使」として活動する生産者の植田輝義さん(46)=岡山市北区=は10日、岡山交通(同市南区豊成)が導入した「黄ニラタクシー」のドライバーを対象に栽培研修を行った。新型コロナウイルスの影響で需要が低迷する中、岡山県が全国一の生産量を誇る魅力を乗客にPRしてもらい、消費拡大につなげる狙い。

 植田さんが経営する農業法人アーチファーム(同市北区牟佐)は約1ヘクタールで通年栽培。2019年は4・5トンを生産している。黄ニラは青ニラとして1年半~2年かけて根に養分を蓄えさせ、刈り取った後に生えてくる新芽を葉緑素ができないよう日光を遮って育てる。

 この日はドライバー4人が同ファームを訪問。植田さんから土を定期的に耕したり、特有の黄色を定着させるために天日干ししたりといった栽培から出荷までの手順を学び、収穫作業も体験した。

 飲食店など外食向けに出荷されることが多い黄ニラは、新型コロナの影響で販売が振るわず、アーチファームでは一時売り上げが前年の半分ほどに落ち込み、現在も約7割にとどまっているという。

 植田さんは「コロナ禍で農業も観光も厳しい状況が続いている。実際に見て肌で感じたことを乗客に伝え、産地をアピールしてほしい」と話していた。

 黄ニラタクシーは同社が昨年末から運行。黄ニラをイメージしたラッピングを車体に施しているほか、栽培風景や料理の動画を車内で流して紹介している。

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